台湾南部の屏東県はバナナの生産量で台湾一だが、日本向け輸出は過去20年、他の国々と争う中で数量と金額の両方で年々減少してきた。屏東県におけるバナナの作付面積は4,000ヘクタール以上で、その香りと食感は日本からも上等品として認められている。しかし、価格面で勝るフィリピン産やエクアドル産、その他東南アジア産のバナナが日本に輸出されるようになると、台湾のバナナの輸出量は徐々に他国産のものに取って代わら...