明朝末期から清朝初期にかけて、客家人は相次いで台湾に渡って来た。渡来の時期がまちまちで環境も異なった他、福佬系の人々(中国大陸福建省から渡来した人たち。閩南語を話す)の間でいさかいが絶えなかったため、客家の人たちはそれを避けるため台湾本島の中でも数度の移動をした。また、客家の人々の勢力は相対的に弱かったため福佬系の人々に同化された者もあり、最終的には、客家人が集中する地域は台湾北部、中部、南部の3...