蔡英文総統は20日、自身のツイッターにユダヤ暦5778年の新年を祝賀する言葉を投稿した。蔡総統は英語のほか、ヘブライ語でも「Rosh Hashanah（ロシュ・ハシャナ：ユダヤ暦の新年祭）」「Shanah Tovah（明けましておめでとうございます）」と書き、ユダヤ人の新年を祝った。
台湾におけるユダヤ人組織、社団法人台北市可巴徳猶太協会（The Chabad Taipei Jewish Center）のRoss Feingold理事長によると、華人が旧暦で新年を祝うように、ユダヤ人もユダヤ暦に基づいて新年を祝う。20日はちょうどユダヤ暦5778年を迎える日に当たる。ユダヤ暦の新年は、新暦では毎年異なるがたいていは9～10月になる。しかし、新年の始まりは、日没後とされている。
現在台湾に住むユダヤ人は約1,000人で、その半数は米国籍。その他はイスラエルや中南米出身者など。また、半数以上の約700人が台湾北部・台北市に集中。残る300人ほどはその他の都市に住む。同協会は毎年、ユダヤ暦の新年を迎える日、台湾各地に住むユダヤ人を集めて晩餐会を行っている。今年は台北市内のシャングリ・ラ・ファーイースタンプラザ・ホテル台北(台北香格里拉遠東国際大飯店)で開催し、約150人が出席した。