2025/08/06

Taiwan Today

外交

バチカン教皇庁諸宗教対話評議会議長、「仏教-キリスト教徒シンポ」で来台

2017/11/16
バチカンの教皇庁諸宗教対話評議会の議長を務めるジャン=ルイ・トーラン枢機卿が15日から18日まで中華民国(台湾)を訪問。バチカンの台湾に対する重視が示された。写真は今年5月、霊鷲山の心道法師(左)がバチカンを訪れ、ローマ教皇フランシスコ(右)と対面した時の様子。(霊鷲山提供、中央社)
バチカンの教皇庁諸宗教対話評議会の議長を務めるジャン=ルイ・トーラン(Jean-Louis Tauran)枢機卿が15日から18日まで中華民国(台湾)を訪問している。トーラン枢機卿は、同評議会と台湾におけるカトリック主教団、及び霊鷲山仏教教団が共同開催する「第6回仏教徒-キリスト教徒対話国際シンポジウム」に出席した。
 
教皇庁諸宗教対話評議会は1995年、台湾南部・高雄市の仏教団体、仏光山で「第1回仏教徒-キリスト教徒フォーラム」を開催。その後、第2回から第5回までは「国際シンポジウム」としてそれぞれインド、日本、ローマ、インドで行った。今回は22年ぶりの台湾における開催で、13日から16日まで台湾北部・新北市の霊鷲山仏教教団で開かれた。キリスト教徒の代表と内外の仏教徒との対話を通じ、平和並びに「非暴力」文化の実践と定着を推進し、宗教間における将来のいっそう深い協力関係をスタートさせようというもので、非常に意義深い活動だという。
 
今回のシンポジウムには18カ国から100人近くの貴賓が参加。教皇庁諸宗教対話評議会のジャン=ルイ・トーラン枢機卿の他、同評議会の次官、ミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット(Bishop Miguel Angel Ayuso Guixot)司教、次官補のFr. Indunil J. Kodithuwakku K.神父、及び各国宗教界の要人らが台湾を訪れて参加した。
 
ジャン=ルイ・トーラン枢機卿は、2007年に教皇庁諸宗教対話評議会の議長に任命されて今に至っており、今回自ら来台したことはこの会議に対するバチカンの重視を表している。中華民国は今後も双方の交流と協力関係を強化すると共に、バチカンとの人道的なパートナーシップを深め、バチカン及び世界各国が慈愛を広めて平和を促進するための不可欠なパートナーとして努力を続けるとしている。
 
 

ランキング

新着