2025/04/25

Taiwan Today

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外交部と衛生福利部、台湾の国際医療協力の成果まとめた特設サイト更新

2018/04/03
外交部と衛生福利部は、医療・公衆衛生分野における台湾の卓越した国際貢献と成果を世界に向けてアピールするとともに、世界保健機関(WHO)年次総会(WHA)への参加支持を取り付けるため、中国語と英語の特設サイト「Leave No One Behind」をリニューアルした。写真は今年のスローガン「Health for all─Taiwan can help(すべての人に健康を-台湾がお手伝いします)」のロゴ。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)と衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)は、医療・公衆衛生分野における台湾の卓越した国際貢献と成果を世界に向けてアピールするとともに、世界保健機関(WHO)年次総会(WHA)への参加支持を取り付けるため、中国語と英語の特設サイト「Leave No One Behind」をリニューアルした。2日より一般公開している。外交部及び衛生福利部は、この特設サイトをより多くの人々に見てもらい、そして国際社会へ向かって「Health for all─Taiwan can help(すべての人に健康を-台湾がお手伝いします)」と声を上げて欲しいと呼びかけている。
 
昨年4月に開設した特設サイト「Leave No One Behind」は、「世界の健康を守る(Safeguarding Global Health)」、「重大疾病と戦う(Combating Major Diseases)」、「医療能力の構築(Building Medical Capacity)」、「人道的医療支援(Humanitarian Medical Aid)」、「台湾とWHO(Taiwan and the WHO)」の5つのテーマ別に、それぞれ関連の写真と映像を通して、台湾が国際社会で長年にわたって行ってきた医療・公衆衛生分野での貢献を紹介するものだった。今年はそれに写真と文章で説明する「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Affordable Universal Health Coverage)」と「バイオメディカルテクノロジー(Biomedical Technology)」の2つのカテゴリーを追加した。
 
台湾は1995年、アジアでも早い段階にユニバーサルヘルスケア制度を確立している。台湾がこの23年間蓄積してきた豊富な経験は、WHOが目指す「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」の実現に役立つはずである。特設サイトの狙いは、これらを世界各国の人々に知ってもらうことにある。また、2017年に開催された世界最大のバイオイベント「2017 BIO International Convention」(米サンフランシスコ)では、台湾がすでにアジアのバイオ医療産業において重要な位置を占めることが確認された。台湾は、台湾を拠点とし、世界に目を向ける必要がある。バイオテクノロジー分野で最先端の技術を持つ台湾は、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の「目標3:すべての人に健康と福祉を」を達成するために、必要不可欠な重要な力となることだろう。
 
台湾の医療技術の高さは世界でも知られており、国際社会から高く評価されている。毎年大勢の外国人が医療サービスを受けるために台湾へやって来るほか、過去半世紀にわたって台湾は医療スタッフを海外へ派遣し、数百万人もの人々が健康を取り戻すための手伝いをしてきた。また、台湾は長年、地域ないし世界の防疫ネットワークの強化に貢献をしてきた。さらには、WHOが目指す「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」に呼応し、完ぺきな「全民健康保険制度」(国民皆保険)を実現した。これらはいずれも、台湾がその経験をWHO及び世界各国と共有する用意と、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の「目標3:すべての人に健康と福祉を」を達成する能力があることを示している。
 
外交部と衛生福利部はまた、世界各国が台湾のWHA参加を支持する意義とその重要性を認識するきっかけとなるとして、資料提供に協力した科技部(日本の文部科学省に類似)や、あらゆる非政府組織(NGOs)及び民間団体等に感謝するとしている。
 

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