2025/05/29

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外交

インドネシア最大のイスラム系組織、NUの議長が来台、台湾との関係強化へ

2018/04/17
インドネシアのイスラム系組織、NUの代表団が16日から台湾を訪問、台湾アセアン商会(TABC)と投資協力覚書を交わす。台湾とインドネシアの協力関係がより促進されることに。同代表団のうちインドネシアの大学の学長らは16日、台湾の亜洲大学を訪問した。(亜洲大学提供、中央社)
インドネシアのイスラム系組織、ナフダトゥル・ウラマー(NU)のサイド・アキル・シラジ(Said Aqil Siradj)議長率いるNU代表団が16日から中華民国(台湾)を訪問している。台湾アセアン商会(Taiwan-ASEAN Business Council, TABC)の盧日勝理事長によれば、NUは世界最大のイスラム系組織で会員は9,000万人を超える。また、傘下には1万2,000以上の学校、並びに50カ所を上回る病院や金融機関を擁する。
 
NUは今回、台湾を訪問して台湾アセアン商会と投資協力覚書を交わすことになっており、台湾とインドネシアの協力関係がいっそう促されるものと期待される。同投資協力覚書における協力分野はスマート農業、スマートシティ、医療テクノロジー及び金融テクノロジーなど。
 
NUのサイド・アキル・シラジ議長は今回、NUに属する大学の学長ら30人を率いて台湾を訪問、陳建仁副総統、教育部(日本の文科省に類似)、そして台湾アセアン商会を表敬訪問する予定。
 
インドネシアは2億6,000万人近い人口のうち85%以上がムスリムで、世界最大のイスラム国家である。中華民国政府が東南アジア、南アジアなどとの幅広い関係強化を目指す「新南向政策」が推進される中、インドネシアのイスラム系組織と台湾との交流も日増しに頻繁かつ緊密になっている。インドネシアで2番目に大きいイスラム系組織、ムハマディヤ(Muhammadiyah)傘下の大学35校は昨年3月、台湾南部の台南市大学聯盟と学生募集に関する協力覚書を交わし、学生や教員の相互派遣や共同カリキュラムなどの面で協力関係を強化している。
 
 

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