2025/06/06

Taiwan Today

外交

「外交の友貢献賞」、太平洋地域の友好国などで医療協力の9病院に

2018/05/07
呉釗燮外交部長(写真)は4日、太平洋地域の国々で医療協力プロジェクトを行っている台湾の9つの病院に対して「外交の友貢献賞」を贈り、「医療外交」への協力を表彰すると共に感謝した。(中央社)
呉釗燮外交部長(外務大臣)は4日、太平洋地域に位置し、中華民国(台湾)と国交を結んでいる国々及び友好的な国々で医療協力プロジェクトを行っている台湾の9つの病院に対して「外交の友貢献賞」を贈り、これらの病院が長年、現地で「医療外交」の推進を助けていることを表彰すると共に感謝した。
 
台湾の病院は長年にわたって、太平洋地域における島国での「医療協力プロジェクト」を執行している。高雄医学大学附属中和記念病院(台湾南部・高雄市)はソロモン諸島を担当。衛生福利部双和病院(同北部・新北市)はマーシャル諸島を担当し、台北医学大学(同北部・台北市)に建設と経営を委託して同プロジェクトを行っている。また、国軍退除役官兵輔導委員会(国軍退役軍人補助指導委員会)台中栄民総病院(同中部・台中市)はナウルを担当。台湾キリスト長老教会馬偕医療財団法人馬偕記念病院(同北部・台北市など)はキリバス、新光医療財団法人新光呉火獅記念病院(台北市)はパラオを担当している。
 
中山医学大学附属病院(台中市)はツバル、彰化キリスト教医療財団法人彰化キリスト教病院(同中部・彰化市)はパプアニューギニアを担当。国泰医療財団法人国泰病院(台北市など)はフィジーを担当。さらにキリスト復臨安息日会医療財団法人台安病院(台北市)は長年、定期的にパラオへ医療協力団を派遣している他、ソロモン諸島とも良好な関係を保っている。また、現地の病人を台湾で受け入れ、治療するサービスも提供している。
 
呉釗燮外交部長はあいさつの中で、台湾はWHA(WHO=世界保健機関の年次総会)への参与で妨害を受けているにもかかわらず、これら医療機関の協力を通じてスローガンを具体的な行動に変え、太平洋地域に位置する国交樹立国並びに友好国と共に、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」にある「すべての人に健康と福祉を」という重点目標を着実に実践していると強調した。呉外交部長は、これらの実績は台湾がWHA及びWHOに参与していくことの正当性と必要性を際立たせ、「Health For All-Taiwan Can Help」を証明する最適な例であり、台湾の最も素晴らしい物語でもあると評価した。
 
 

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