2025/05/12

Taiwan Today

外交

外交部、ナウルとツバルの両国国民にビザ免除措置

2018/05/29
外交部は、太平洋に位置する国交樹立国のナウル共和国とツバルの国民を対象に、中華民国への入国に必要なビザの取得を免除することを決めた。6月から実施する。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)は、太平洋に位置する国交樹立国を重視する中華民国(台湾)の誠意を示すと同時に、査証(ビザ)発給の互恵主義に基づく措置として、ナウル共和国とツバルの国民を対象に、中華民国への入国に必要なビザの取得を免除することを決めた。6月より実施する。中華民国は昨年7月、中南米及びカリブ海にある中華民国の国交樹立国10カ国を対象にビザ免除措置を実施しており、国交樹立国の国民を対象としたビザ免除措置としてはそれに続くものとなる。ナウル共和国とツバルの国民に対するビザ免除措置の内容は以下の通り。
 
一、ナウル共和国:30日以内の滞在
二、ツバル:90日以内の滞在
三、両国国民とも、観光、知人・親族訪問、社会訪問、出展、商用、視察、国際交流等を目的とする滞在が対象。
四、ナウル共和国またはツバルの旅券(パスポート)を所持(一般旅券、外交旅券、公用旅券を含む)しており、且つその残存有効期間が6カ月以上であること。
五、中華民国の空港・港湾の入国管理当局に、法律違反などの記録がなく、且つ台湾滞在時の連絡先、帰路の航空券など必要な書類を提出できること。
 
ナウル共和国とツバルはすでに、中華民国のパスポート所有者に対してビザ免除措置を実施している。中華民国は互恵主義の原則にのっとり、また国交樹立国を重視する立場を示すため、6月よりこの2カ国のパスポート所持者を対象に、中華民国への入国に必要なビザの取得を免除することを決めた。太平洋地域に位置するキリバス共和国、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国、ソロモン諸島のその他4つの国交樹立国に関しても、各国の行政手続きが終わり次第、ビザ免除措置を順次実施する。蔡英文総統は2017年、マーシャル諸島、ツバル、ソロモン諸島の3カ国を歴訪した際、太平洋に位置する国交樹立国6か国全てを対象にビザ免除措置を実施し、台湾との人的交流及び相互理解を深め、友好関係を強化することを約束している。
 

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