「台湾・インド大学学長フォーラム（Taiwan-India Presidents Forum 2018）」が21日、国立清華大学（台湾北部・新竹市）で初めて開催された。フォーラムのテーマは、「学科、学部、民族を超えた高等教育の変革を取り巻く環境のトレンドとビジョン（Interdisciplinary, Cross-collegiate, and Multi-national: The Trends and Perspectives of Transformative Higher Education Environment）」。
インド側からはインド大学協会（Association of Indian Universities）の会長であるP. B. Sharma教授、SRM科技大学（SRM Institute of Science and Technology）の学長で同協会副会長のSandeep Sancheti教授、そしてラージャスターン大学（University of Rajasthan）並びにヒマーチャル・プラデーシュ中央大学（Central University of Himachal Pradesh）の初代学長で同協会の秘書長（事務局長）を務めるFurqan Qamar教授が中心となり、インドの重要な大学11校を率いて同フォーラムに参加、台湾とインドの高等教育界の全面的な交流に向けて意見が交わされた。
参加したインドの11大学は、国立大学、州立大学、並びにそれらと同クラスにある大学、国家レベルの重要な団体、私立大学、農業大学及び法律大学などで、そのうち国立工科大学ワランガル校（National Institute of Technology Warangal，NITW）はインドに31ある国立工科大学（NIT）の1つ。
一方、教育部（日本の文科省に類似）でも今回のフォーラム主催者である「財団法人高等教育交流基金会」を通じて、台湾で農業、海洋、理工、人文などを専門とする大学の学長15名に出席を要請。教育部はこれら学長らと共に、インド側の学長たちと直接、学術交流及び学生間交流についての協力計画を話し合った。