2025/05/02

Taiwan Today

外交

「同慶の旅」、蔡英文総統が8月中旬にパラグアイとベリーズを訪問

2018/07/31
総統府は30日、蔡英文総統が8月中旬に代表団を率いて、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ友好国である南米のパラグアイと中米のベリーズを訪問することを発表した。写真は外交部の劉徳立常務次長。(外交部提供、中央社)
総統府は30日午後、記者会見を開き、蔡英文総統が8月中旬に代表団を率いて南米のパラグアイと中米のベリーズを訪問することを発表した。パラグアイとベリーズは中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ友好国。
 
記者会見では外交部(日本の外務省に相当)の劉徳立常務次長(事務次官に相当)が訪問日程を説明。劉常務次長によれば、今回の外遊は「同慶の旅」と位置づけられており、蔡総統は8月15日にパラグアイのマリオ・アブド・ベニテス(Mario Abdo Benítez)新大統領就任式に参加するほか、ベリーズを訪問する。出発は8月12日、帰国は20日夜の予定で8泊9日の旅となる。往路では米国のロサンゼルス、帰路ではヒューストンでトランジット(乗り継ぎ)する。
 
代表団として同行するのは国家安全会議の李大維秘書長、外交部の呉釗燮部長(大臣)及び関係省庁の首長もしくは副首長、立法委員(国会議員)、財界のリーダーたち。劉常務次長はまた、メディアにも積極的な参加を要請、中華民国とラテンアメリカの友好国との深い友情を共に確かめてほしいとしている。
 
劉常務次長によると、蔡英文総統は8月14日から16日までパラグアイを訪問、滞在期間中、新大統領就任式に参加するほか、オラシオ・カルテス(Horacio Cartes)大統領、及びマリオ・アブド・ベニテス次期大統領(8月15日に就任)と個別に会談し、歓迎パーティーに出席する。また、新大統領就任式に出席するためパラグアイにやってくる友好国の元首や特使との二国間会談も行う。さらには「台湾・パラグアイ工業科技大学」建設予定地での記念セレモニー及び現地華僑同胞を招いてのパーティーに出席、現地に駐在する中華民国の技術協力団との交流なども行うことにしている。
 
ベリーズ訪問は8月16日から18日まで。同国の総督及び首相との会談、受勲、国賓としてもてなされる歓迎パーティー、同国首相による晩餐会などが予定されているほか、同国国会での演説、技術職業教育及び訓練学校の参観、台湾奨学金の支給対象への証書授与、ベリーズにおける中華民国大使館の視察を行う。また、パーティーを開いて現地の華僑同胞をもてなすという。
 
 

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