2025/05/14

Taiwan Today

外交

蘇嘉全院長、仏国会議員から『台湾』と題する歌をプレゼントされる

2018/08/06
仏与党・共和国前進党(LREM)所属のJean-François Cesarini議員(左)は、自身が作詞した『台湾』と名付けた歌を、7月下旬にフランスを訪問した立法院の蘇嘉全院長(右)一行にプレゼントした。Jean-François Cesarini議員は自身のツイッターやフェイスブックでも、民主主義や人権保護への台湾の取り組みを称賛している。(Jean-François Cesarini議員ツイッターより)
立法院(国会)の蘇嘉全院長(議長)率いる一行は7月25日、フランスの国民議会(下院に相当する議会)を訪れた。与党・共和国前進党(LREM)所属のJean-François Cesarini議員はこの際、自身が作詞、音楽家のEric Breton氏が作曲、そして歌手のPierre Guiralさんが歌う『台湾』と名付けた歌をプレゼントした。Jean-François Cesarini議員は自身のツイッターやフェイスブックでも、蘇嘉全院長一行のフランス訪問について投稿し、民主主義や人権保護への台湾の取り組みを称賛している。
 
Jean-François Cesarini議員は現在47歳。アヴィニョン演劇祭で知られる仏アヴィニョンの出身で、自身も芸術に情熱を傾け、音楽制作や演劇に力を入れている。今年開催されたアヴィニョン演劇祭の自主参加部門「アヴィニョンオフ(Avignon Off)」でも、演劇『Demain Vite』で未来学の教師役を演じた。
 
Jean-François Cesarini議員は台湾メディアの取材に対し、「フランスの大部分の国民は、現在の台湾海峡両岸の緊張関係を知らないだろう。しかし、蘇嘉全院長一行が台湾を訪問したとき、自分のSNSに残されたメッセージを見て、中国の威圧的な手法に意識を向けた人も多かったと思う」と語った。
 
その上でJean-François Cesarini議員は、「フランスは、中国と台湾のどちらかを選択する必要はない。フランスは各方面と協力していく。それは台湾が中国と経済・貿易方面でさまざまな往来があっても、台湾が自由な地であることを妨げないのと同じことだ。フランスも中国と経済的な往来を続けるが、それがフランスの自由の維持を妨げることはない」と述べた。
 
蘇嘉全院長にプレゼントした『台湾』と題する歌は、「台湾とフランスはたとえ地理的に遠く離れていても、文化などの方面で違うところがあったとしても、互いに親しみを感じさせるものが多くあり、人類の運命の普遍性を共有している」という内容のものだという。
 
Jean-François Cesarini議員は7月31日、自身のツイッターでもこの歌の動画を公開している。
 
 

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