中華民国政府は、観光、ビジネス、親族訪問、見本市の参観・出展、国際交流を渡航目的とするロシア国民を対象に、滞在期間14日以内であれば中華民国(台湾)への渡航査証（ビザ）を免除することを決めた。台湾の観光産業振興につなげると共に、ロシア国民に台湾への認識と理解を深めてもらい、ひいては台湾とロシアの貿易、経済、投資関係を強化するのが狙い。まずは今月6日から2019年7月31日まで試験的に実施した上で、その成果と実際の利用状況に応じて、延長の可否を判断する。
ロシア国民に対するビザ免除措置の内容及び条件は以下の通り。
■ロシアの一般旅券（パスポート）を所持し、且つその残存有効期間が6カ月以上であること。
■帰路の航空券（乗船券）あるいは次の目的地までの航空券（乗船券）と有効な査証（ビザ）を有すること。
■法律違反や犯罪記録がないこと。
■台湾滞在時の宿泊先の予約記録、台湾での連絡先、適切な財力証明を入国審査で提示すること。