2025/06/04

Taiwan Today

外交

蔡総統が「持続可能な自由民主」の旅、11日よりカリブ海の4国交樹立国を訪問

2019/07/02
蔡英文総統が7月11日より22日まで、カリブ海に位置する国交樹立国のハイチ、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシアを訪問する。(外交部)
総統府は1日午前に記者会見を開き、蔡英文総統が代表団を率い、7月11日より22日までの日程でカリブ海に位置する国交樹立国のハイチ、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシアを訪問すると発表した。外交部(日本の外務省に相当)の曹立傑常務次長(事務次官に相当)がスケジュールを説明した。
 
今回の外遊のテーマは「持続可能な自由民主」。訪問先であるカリブ海の国交樹立国4カ国、並びに途中でトランジットする米国はいずれも台湾と理念の近い自由民主国家で、それぞれが地域の自由民主を積極的に促進している。このため今回の訪問では、台湾がこれら友好国の永続的な発展に協力している合作プロジェクトを実地で視察するほか、国連の持続可能な開発目標の実現にも努力する。
 
今回の訪問で蔡英文総統は、ハイチのジョヴネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領、セントクリストファー・ネービスのタプリー・シートン(Tapley Seaton)総督及びティモシー・ハリス(Timothy Harris)首相、セントビンセント及びグレナディーン諸島のラルフ・ゴンザルベス(Ralph Gonsalves)首相、セントルシアのネヴィル・セナック(Emmanuel Neville Cenac)総督及びアレン・シャスネ(Allen Chastanet)首相とそれぞれ会談する予定。双方が関心を寄せる2国間の問題並びに国際的な議題について十分な意見交換を行うほか、晩餐会などにも招かれる。
 
蔡総統はまた、セントクリストファー・ネービスではシートン総督から同国における最高栄誉の象徴であるセントクリストファー・ネービス勲章(Order of Saint Christopher and Nevis)を授けられる。これは蔡総統が両国の友情促進に果たした貢献を称えるもの。蔡総統はさらに、招きに応じて同国における民主の殿堂である国会で演説を行う。
 
訪問団は7月11日(木)正午に出発し、同日トランジットのため米国に一時立ち寄って2泊する。13日の昼間に米国からハイチに移動して13日夜から16日までセントクリストファー・ネービスを訪問。16日と17日にはセントビンセント及びグレナディーン諸島を訪れ、17日から19日にかけてはセントルシアに滞在する。そして19日にセントルシアを離れ、トランジットのため米国で2泊した上で22日(月)正午に帰国する予定。11泊12日の外遊で、往路帰路ともに米国でトランジットする。
 
これらカリブ海に位置する国々の政府はいずれも外資の呼び込みや観光産業の発展促進を優先的な取り組みと位置づけていることから、今回の訪問では台湾の企業による訪問団を組み、「ハイチ・台湾商品見本市」に参加させる。同見本市では蔡英文総統とハイチのモイーズ大統領が一緒にテープカットを行い、両国の経済貿易分野におけるパートナーシップを再び強化する。
 
また、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシアの3カ国には台湾から「旅行関連ビジネスチャンス視察団」を派遣し、それぞれの旅行環境と市場のトレンドを実地で視察させる。同視察団は現地の観光業者との提携に向けたパイプ作りにも努め、台湾とカリブ海に位置する友好国のそれぞれの観光産業による交流を促す。さらに台湾の「フォルモサ・サーカス団」をセントビンセント及びグレナディーン諸島での公演に派遣する。
 
 

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