2025/06/13

Taiwan Today

外交

「黒鷹」殉職者の合同葬、11カ国から在外公館関係者が出席

2020/01/15
軍用ヘリコプター「黒鷹(ブラックホーク)」の墜落事故で亡くなった国防部の沈一鳴参謀総長を含む殉職者8名の「英勇殉職将士聯合公奠(=殉職者の合同葬)」が14日、空軍松山基地指揮部で行われた。米国在台協会(AIT)台北事務所のブレント・クリステンセン所長(手前)など各国駐台使節の代表が参列した。(中央社)
今月2日に発生した軍用ヘリコプター「黒鷹(ブラックホーク)」の墜落事故で亡くなった国防部参謀本部のトップ、沈一鳴参謀総長を含む合計8名の殉職者の「英勇殉職将士聯合公奠(=殉職者の合同葬)」が14日、蔡英文総統主催により台湾北部・台北市の空軍松山基地指揮部で行われた。
 
この合同葬には、米国、フランス、ドイツ、韓国、日本、ニカラグア、グアテマラ、パラグアイ、ホンジュラス、シンガポール、オーストラリアなど11カ国の在外公館関係者ら約90名も参列した。
 
そのうち米国については、台湾における米国大使館に相当する米国在台協会(AIT)台北事務所から、ブレント・クリステンセン所長を含む一行が参列した。特筆すべきは、国防総省から派遣されている空軍のMatthew C. Isler准将も姿を見せたことだ。AITはその後、米国の参列者には軍関係者も含まれており、沈一鳴参謀総長とゆかりのあった米国人を代表し、沈一鳴参謀総長への敬意を示したと説明した。
 
外交部ラテンアメリカ司の劉聿綺副司長によると、ラテンアメリカにある国交樹立国に関しては、台湾に武官を駐在させているホンジュラス、ニカラグア、グアテマラ、パラグアイの大使館関係者が参列した。また、これら使節団の団長として、ニカラグア大使館のWilliam M. Tapia大使が弔辞を読んだ。
 
ほかに、台湾における日本大使館に相当する日本台湾交流協会台北事務所から泉裕泰代表(大使に相当)、フフランス大使館に相当するフランス在台協会(Bureau Français de Taipei)の Jean-François Casabonne-Masonnave主任(大使に相当)、韓国駐台代表の姜永勲氏、間もなく離任するシンガポール駐台代表の黄偉権氏らが参列した。
 
軍用ヘリコプター「黒鷹(ブラックホーク)」UH-60Mは今月2日、台湾北部・新北市の山中に墜落した。殉職者8名と階級特進は以下のとおり。
 
国防部参謀本部参謀総長 沈一鳴
二級上将から一級上将に特進、「青天白日勲章」授与
国防部総士官長 韓正宏
「九等雲摩勲章」授与
操縦士 葉建儀 
中校から上校に特進、「干城甲種二等奨章」授与
副操縦士 劉鎮富
上尉から少校に特進、「干城乙種二等奨章」授与
機工長 許鴻彬
二等士官長から一等士官長に特進、「干城乙種二等奨章」授与
国防部政治作戦局副局長 于親文
少将から中将に特進、「四等雲摩勲章」授与
情報参謀次長室助理次長 洪鴻鈞
少将から中将に特進、「四等雲摩勲章」授与
総室長参謀 黄聖航
少校から中校に特進、「干城甲種二等奨章」授与
 

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