頼清徳副総統が日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表と会見し、台湾と日本との関係がいっそう緊密になるよう期待した。頼清徳副総統は23日午前、副総統就任を祝うため総統府を訪れた泉裕泰代表と会見した。
頼副総統は泉代表の台湾に対する貢献に感謝、外務省時代の泉代表が台湾のWHO総会(世界保健機関の年次総会=WHA)参加や台湾の人が訪日する際のビザ免除に協力したことなどを挙げ、いずれも台湾にとって大きな助けになったと述べた。頼副総統はまた、前回対面した際に泉代表が「数十年間の経験を用いて日本と台湾の関係を発展させたい」と述べたことにとても感動したと振り返った。
頼副総統はさらに、新型コロナウイルスが広がる中、日本の安倍首相や菅官房長官がいずれも公の場で、「台湾をWHAに参加させるべき」との立場を表明したことは台湾の人々を大いに励ますものであり、また、両国民の心のつながりと関係が非常に深いことを示すものだと歓迎した。
一方で頼副総統は、日本の九州地方で先ごろ豪雨災害が発生したことに触れ、蔡英文総統が台湾の人々に代わって日本を思いやる気持ちを伝えたのに対し、安倍首相が感謝の返信をしたことは、台湾と日本が大変親しく、互いに思いやり、助け合う関係であることを示していると述べた。頼副総統はそして、新型コロナウイルスや自然災害、もしくは世界情勢の変化に向き合う中で国家間の協力は非常に重要だとして、今後台湾と日本の関係がいっそう緊密になり、様々な問題に共同で立ち向かっていけるよう希望した。