2025/05/04

Taiwan Today

外交

台湾がイスラエルと運転免許相互認証協定を締結、人的往来をより便利に

2020/08/25
中華民国(台湾)がイスラエルと自動車運転免許の相互認証協定を締結。両国の人々の往来をいっそう便利にする。写真は台湾での調印会場の様子。右から2人目が外交部の曹立傑常務次長で3人目がイスラエルのCaspi駐台湾代表。後ろのスクリーンに映るのはイスラエル側の会場。(外交部)
中華民国(台湾)がイスラエルと、自動車運転免許の相互認証協定を結んだ。中華民国外交部(日本の外務省に相当)が24日に発表したプレスリリースによると、外交部は同日、「台湾・イスラエル自動車運転免許相互認証ならびに切り替え協定」の調印式を行った。式典は外交部の曹立傑常務次長(事務次官に相当)が執り行い、中華民国の張国葆駐イスラエル代表とイスラエルのOmer Caspi駐台湾代表がテレビ会議方式でそれぞれの政府を代表して署名を行った。双方の運転免許業務を管轄する部署の代表もテレビ会議方式で協定の締結に立ち会った。両国間における無試験での運転免許証切り替えは9月15日以降可能になる。
 
今回の協定は台湾とイスラエルにとって今年6月に締結した「教育・青年・スポーツ協力執行協定」に続くもので今年2つ目。外交部の曹常務次長は、積極的に協力していこうという双方の善意の表れであり、両国の人々の友情がこれらによってさらに深まるだろうと期待した。イスラエルのOmer Caspi駐台湾代表によると、2019年における両国間の旅行者数は前年比で20%増えるなど人的往来は密接。Caspi駐台湾代表は、現在は新型コロナウイルスの影響を被っているが、「運転免許相互認証協定」の締結は両国の関係が安定的に発展していることを示しており、ポストコロナ時代の相互交流と協力に向けて堅固な基礎を築くものだと歓迎した。
 
西アジア・アフリカ地域で台湾が「自動車運転免許相互認証ならびに切り替え協定」を結ぶのは、ヨルダン、バーレーン、エスワティニ、南アフリカ共和国(9州)、サウジアラビア、トルコに続いてイスラエルが7カ国目。
 
外交部は、両国の関係は密接かつ友好的で、経済貿易、科学技術、医療衛生、観光など様々な分野で頻繁に交流が行われていると指摘。その上で、「運転免許相互認証協定」の締結は両国の人々の往来をいっそう便利にするだけでなく、両国が互助互恵の実質的な関係の発展に努めた成果を示すものでもあると説明した。
 
同協定に基づき、中華民国もしくはイスラエルで自動車運転免許証を所持する者は、学科試験や技能試験無しでイスラエルもしくは中華民国の免許証への切り替えを申請できるようになる。関連の情報は全て外交部のウェブサイト「全球免試申換駕照専区」に掲載されている。
 
 

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