2025/05/04

Taiwan Today

外交

外交部が「ナディアのイニシアチブ」にマスク寄付、イラク・シンジャルの難民らを支援

2020/11/02
外交部がノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド女史の創設したNGOにサージカルマスク10万枚を寄付し、イラクのシンジャル地区で暮らす難民と医療人員を支援した。写真は台湾が寄付したマスクを配布のため整理する現地のスタッフたち。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)が、ノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド女史の創設したNGO「ナディアのイニシアチブ(Nadia’s Initiative)」にサージカルマスクを寄付し、イラクのシンジャル地区で暮らす難民と医療人員を支援している。マスク10万枚はすでに現地にすべて到着し配布も完了しているという。ムラド女史は10月29日、米ワシントンD.C.にある「雙橡園」(ツインオークス 中華民国が所有する施設)に中華民国の蕭美琴(Hsiao Bi-khim)駐米代表(大使に相当)を訪ね、台湾からのマスクの寄付に大いに感謝した。2人は、中華民国(台湾)が中東地域で行っている人道支援活動について踏み込んだ意見交換を行った。
 
台湾は2014年に対ISIS国際有志連合に加わって以来、同連合が中東地区で行う人道支援活動と安定化の取り組みに積極的に参加してイラク、シリア、ヨルダン、トルコなどの人々を援助している。昨年は米国のポンペオ国務長官の開いた同連合の閣僚級会議に招かれたほか、同連合を通じて「ナディアのイニシアチブ」に50万米ドルを寄付し、イラクでの支援活動に協力した。
 
中華民国外交部は、台湾は責任感ある国際社会の一員として人道的な思いやりの精神を堅持し、これまでずっと世界各地における人道支援活動に積極的に参加してきたと説明、これからも米国をはじめとする理念の近い国々と密接に協力しながら、共に地域の平和と安定を促進していくとしている。
 
 

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