2025/06/09

Taiwan Today

外交

台風19号災害のフィリピンへ外交部がお見舞い

2020/11/03
強力な台風19号が1日、フィリピンに上陸、ルソン島南東部及び周辺地域に甚大な被害をもたらした。写真は首都マニラの様子。(中央社)

強力な台風19号(アジア名:Goni、フィリピン名:Rolly)が1日、フィリピンに上陸した。台風の直撃を受けたルソン島南東部及び周辺地域では、洪水など多大な被害に見舞われた。当局によると少なくとも10人が死亡した。そのほか、豪雨や猛烈な風で電柱が倒れ、土砂崩れから家屋がのみ込まれ、約40万人が避難した。

この事態を知った外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)はすぐに、外交部亜東太平洋司(局)の曽瑞利司長(局長)に、フィリピン政府の対台湾窓口機関であるマニラ経済文化弁事処(MECO)の理事主席と駐台代表(大使に相当)を兼務するAngelito Tan Banayo氏へ中華民国政府と国民を代表して、今回の災害に対する心からのお見舞いの気持ちを伝えるよう要請した。さらに、台湾は、フィリピン政府の必要とする支援に応じて、喜んで手を差し伸べるとした。お見舞いのメッセージを受け取ったAngelito T. Banayo大使は、中華民国政府と人々に対する謝意を表し、すぐにフィリピン政府に伝え、必要が生じれば台湾に支援を要請すると述べた。

また台北駐フィリピン経済文化代表処(フィリピンにおける中華民国大使館に相当)の徐佩勇処長も同時に、台湾の台風19号に対するお見舞いを記した書簡をフィリピン政府に送った。

台北駐フィリピン経済文化代表処からの知らせによると、現在までに、現地の台湾企業関係者や台湾の人々が被害にあったとの報告は入っていない。外交部は今後も同代表処と連携して台風19号による災害状況に細心の注意を払い、引き続きフィリピンの関連部門と連絡を取りながら、必要な支援を行っていくとしている。

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