2025/06/07

Taiwan Today

外交

欧州・ラテンアメリカに続いてアフリカ29カ国の国会議員が「フォルモサクラブ」設立

2020/11/04
欧州とラテンアメリカに続き、アフリカの29カ国の国会議員181名が「フォルモサクラブ」を設立。リモート方式での設立大会では、WHOなど国際組織への台湾の参与支持を表明した。写真は設立大会の様子。(外交部)
欧州議会及びドイツ、フランス、イギリスの議会における親台湾派議員グループによる「フォルモサクラブ(Formosa Club)」が、民主、自由、法治、人権など普遍的な価値の核心となる精神を強調しているのに呼応して、アフリカの29カ国の国会議員181名がこのほどアフリカ版の「フォルモサクラブ」を設立。3日にリモート方式で行った設立大会で、中華民国(台湾)がWHO(世界保健機関)などの国際組織に参与することを支持する立場を表明した。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、アフリカにおける中華民国(台湾)に友好的な国会議員らが連携して台湾を支持していることを心から歓迎し、感謝するとしている。
 
呉釗燮外交部長(外務大臣)はあらかじめ録画したビデオメッセージで「フォルモサクラブ」の新メンバーたちを歓迎した上で、新型コロナウイルスによって我々は重要な教訓を得たとし、感染症からはどの国も逃れられないことを指摘した。呉外交部長は、WHOが台湾の2,300万人を排除していることは緊急時に台湾が支援を受けられる権利を奪うと同時に、台湾が世界のネットワークに加わって国際社会を支える機会もはく奪していると主張、台湾には感染対策の資源、情報、経験を他国と共有する用意があるとして、台湾のWHO参与を支持するよう各国に呼びかけた。
 
外交部の曹立傑常務次長(事務次官)はこの設立大会にリモート方式で参加し、中華民国政府は今後、医療と公衆衛生、人材の育成、農業と水産業、経済と貿易及び投資、鉱物とエネルギー資源に関するインフラ、通信技術、ならびに華僑との連結など各分野でアフリカ諸国との協力関係深化に努めると述べた。
 
アフリカ版「フォルモサクラブ」の設立大会には、エスワティニ王国のAllen Stewart下院議員、ソマリランド下院のAhmed Yasin Ayanle副議長らがオンラインで参加した。参加者たちは台湾への揺るぎない支持を表明、「台湾は『民主の灯台』である」と絶賛すると共に、全世界の自由と民主を守るため台湾と共に努力し、WHOなど国際組織に対する台湾の参与を支持していく考えを強調した。
 
「フォルモサクラブ」は欧州のほか、南米諸国にメキシコを加えた10カ国がラテンアメリカ版を設立している。
 
 

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