2025/07/16

Taiwan Today

外交

中華民国(台湾)とハンガリー、奨学金制度で二国間協定

2020/11/06
中華民国(台湾)とハンガリーは4日、奨学金制度に関する二国間協定にリモート調印した。写真左は台北にいるハンガリーのDaniel Lorincz駐台代表、右は外交部の曽厚仁政務次長(=副大臣)。画面に映し出されているのはハンガリーにいる劉世忠駐ハンガリー代表。(外交部)
中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)の曽厚仁政務次長(=副大臣)が証人として立ち会う中、ハンガリーのDaniel Lorincz駐台代表と台北駐ハンガリー代表処(=ハンガリーにおける中華民国大使館に相当)の劉世忠代表は4日、中華民国(台湾)とハンガリーの奨学金制度に関する二国間協定にリモート調印した。協定の内容は、ハンガリーでの学位取得を希望する台湾人学生に、毎年20人を定員としてハンガリー政府が奨学金を提供するというもの。
 
曽厚仁政務次長は同時に、外交部が2021年より、「台欧連結奨学金」計画に基づき、台湾での中国語学習を希望するハンガリー人学生に、毎年30人を定員として奨学金を提供することを明らかにした。ハンガリー人学生の台湾留学を奨励することで、台湾とハンガリーの連結に新たな活力を与え、双方の若い世代の相互理解と友好関係を増進させるのが狙い。
 
外交部によると、台湾とハンガリーが互いに奨学金を提供することは、双方の高等教育レベルの協力と人文交流に役立つもの。将来的にはこれが投資・貿易関係にも拡大し、台湾とハンガリーの結びつきを増進させることが期待できる。またこれは、アジアとのコネクティビティー(連結性)の強化を目指すヨーロッパを支持する、台湾の具体的行動となる。
 
この協定は4日に発効し、期限は2023年12月31日までとなっている。ハンガリー政府は、同国の奨学金制度「Stipendium Hungaricum」から拠出し、毎年20人の台湾人学生に奨学金を提供する。対象となるのは学士課程、修士課程、学士・修士一貫課程、博士課程の留学生と、3~10か月間のトレーニング計画参加者。奨学金申請の対象となる領域や課程などは確定後、ハンガリー政府の奨学金サイトのうち「Stipendium Hungaricum」の特設ページで順次公開されることになっている。


 

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