2025/07/09

Taiwan Today

外交

蔡総統、香港「国安法」で逮捕の黎智英(ジミー・ライ)氏支援をFBで表明

2020/12/17
蔡英文総統は16日、フェイスブックを更新し、香港の「国家安全維持法」違反の罪で逮捕された蘋果日報(アップル・デイリー)の創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏を応援するメッセージを発信した。投稿には「民主主義と自由の価値を守るため、私は公開の場で黎智英氏にエールを送りたい。全台湾、全世界がこの一幕を見ていることを彼に知って欲しい。屈辱を受けているのは黎氏ではない。香港の自由と法治なのだ」と書かれた写真が添えられた。(蔡英文総統フェイスブックより)
蔡英文総統は16日、フェイスブックを更新し、香港の「国家安全維持法」違反の罪で逮捕された蘋果日報(アップル・デイリー)の創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏を応援するメッセージを発信した。以下は全文の翻訳。
 
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ここ数日、手錠・腰縄が施されて裁判所へ連行される(黎智英氏の)写真をSNSで何度も目にする。この様子を見るたびに怒りが込み上げてくる。私と梁氏は長年の付き合いがある。彼の政治理念は自分と完全には一致しないが、企業経営者としての器(うつわ)と見識、それに香港を心から熱愛する彼をとても尊敬している。今回の梁氏の一件で、香港の人々が誇る自由と法治の精神が、すでに過去のものになってしまったのだと嘆かわしく思っている。
 
この屈辱的ないくつかの写真は、まさに恐怖の連鎖反応を引き起こしている。北京と香港の当局による民主主義の抹殺は、かつて権威主義による統治を受けていた台湾で、雷震氏が雑誌『自由中国』に掲載された言論によって当局から逮捕された際、胡適氏が「萬山不許一渓奔(=万山、一渓の奔を許さず)」から始まる詩を贈ったことを思い出させる。
 
「世界人権デー」(12月10日)が過ぎたばかりだが、香港の自由と人権はいままさに寒さ厳しい冬を迎えている。民主主義と自由の価値を守るため、私は公開の場で黎智英氏にエールを送りたい。全台湾、全世界がこの一幕を見ていることを彼に知って欲しい。屈辱を受けているのは黎氏ではない。香港の自由と法治なのだ。
 
 

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