米下院は3日、民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)女史を下院議長に再度選出した。これを受けて蔡英文総統は、ツイッターやフェイスブックなどのSNSでペロシ議長の再選を祝福した。
蔡総統はフェイスブックへの投稿で、「新たな一年、台米関係はますます深化する」とのタイトルを付け、昨年訪台した米国務省のキース・クラック(Keith J. Krach)次官が台米経済協力の盤石な基礎を作ったことに感謝すると共に、「自分と外交部(日本の外務省に相当)の職員一同、2021年も引き続き努力し、台米の相互交流を深化し、各方面でその成果を挙げたい」と意気込みを示した。
フェイスブックの投稿の概要は以下のとおり。
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ペロシ議長が民主主義、自由、人権といった価値に対して確固たる信念を持っていることに感服するばかりだ。また、ペロシ議長の台湾に対する支持にも感謝したい。ペロシ議長の新たな任期において、我々は同じ価値観を共有するという基礎の上で、台米のパートナーシップを引き続き深化していけると信じている。
昨年台湾を訪れた米国務省のキース・クラック次官は、自身のツイッターを通して台湾への深い謝意を示していた。私こそ、クラック次官が「台米経済繁栄パートナーシップ対話」の実現のために寄与したことや、台米経済協力のために盤石な基礎を打ち立てたことについて感謝したい。
自分と外交部の職員一同、2021年も引き続き米国の異なる政党、学術界、民間の友人たちとの相互交流を深化させ、各方面での台米協力の成果を挙げたいと考えている。また、台湾と米国が一丸となって新型コロナウイルスによってもたらされる脅威に打ち勝ったあかつきには、よき友人として顔を合わせた交流を再開できるよう楽しみにしている。