2025/05/08

Taiwan Today

外交

外交部、パラオ大統領の訪台を歓迎

2021/03/18
外交部の呉釗燮部長(=外相)らは17日、台湾とパラオのトラベルバブル始動を発表した。トラベルバブルとは14日間の隔離を免除した団体旅行の解禁を意味する。今月28日にパラオのウィップス大統領が台湾を訪問することも発表された。(外交部フェイスブックより)
外交部の呉釗燮部長(=外相)は17日、衛生福利部(日本の厚労省に類似)の陳時中部長(=大臣)、交通部(日本の国土交通省に類似)の祁文中常務次長(=事務次官)と共に、台湾とパラオのトラベルバブル始動を発表した。トラベルバブルとは14日間の隔離を免除した団体旅行の解禁を意味する。台湾とパラオのいずれにとっても、新型コロナウイルスの感染防止のため国境を封鎖して以来、初めて海外から団体旅行を受け入れることになる。これは両国の新型コロナウイルス対策の成功と、安定した友好関係を浮き彫りにするもので、相互信頼と重視の象徴とも言える。
 
呉部長はまた、外交部の招待により、パラオのスランゲル・ウィップスJr.(Surangel Whipps Jr.)大統領が今月28日にチャーター機で台湾を訪問することを明らかにした。4月1日まで台湾に滞在し、パラオに帰る。今年1月21日に大統領に就任したウィップス大統領にとっては初の外遊となる。台湾にとっては新型コロナウイルスのパンデミック発生以降、台湾を訪問する最初の国家元首となり、その意義は大きい。
 
呉部長によると、ウィップス大統領は就任前から台湾とのトラベルバブルの実現を積極的に提唱してきた。今年1月、パラオで行われた大統領就任式に呉部長が総統の特使として出席した際も、公式の場で何度も台湾とのトラベルバブルについて言及していた。今回の台湾訪問では、ウィップス大統領と蔡英文総統の首脳会談も予定されている。これは台湾とパラオの友好関係及び二国間協力のさらなる強化や観光等の産業振興につながり、コロナショックを受けたパラオの景気回復の一助になると考えられる。
 

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