2025/06/09

Taiwan Today

外交

謝長廷駐日代表、日華議員懇談会の議員総会に出席

2021/03/23
台北駐日経済文化代表処(東京都港区)の謝長廷代表(=駐日大使に相当。写真左)は22日、日本の超党派議員連盟である日華議員懇談会(以下、日華懇とする)が主催する議員総会に来賓として出席した。写真右は日華懇会長の古屋圭司衆院議員。台北駐日経済文化代表処は日華懇に台湾産パイナップル約300個を寄贈した。(中央社)
台北駐日経済文化代表処(東京都港区)の謝長廷代表(=駐日大使に相当)は22日、日本の超党派議員連盟である日華議員懇談会(以下、日華懇とする)が主催する議員総会に来賓として出席した。日華懇会長の古屋圭司衆院議員は議員総会で採択した「2021年度の基本方針」を謝代表に手交し、世界保健機関(WHO)、国際民間航空機関(ICAO)、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)などに台湾が加盟・参加することを支持する立場を示した。
 
謝代表は議員総会での挨拶で、今月16日、日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で台湾海峡の平和と安定の重要性が強調されたことを「歓迎する」とした上で、日華懇がこれまで何度も台湾に友好的な決議を採択してきたことに感謝した。謝代表はまた、台湾は東シナ海と南シナ海の間に位置し、その戦略的地位は重要だと指摘し、今後も日本を含む近い理念を持つ国々と協力し、地域の平和と安定、繁栄に貢献したいと述べた。また、「台湾と日本は基本的な価値観を同じくし、互いを重要なパートナーであり友人だとみなしている。毎回自然災害が発生するたびに互いに助け合い、『善の循環』を形成している。新型コロナウイルスの感染拡大に当たっては台湾が日本へ医療物資の支援を行い、最近では日本の人々が台湾産パイナップルを買い支えする風潮が生まれている。これらはすべて『善の循環』だ。台北駐日経済文化代表処はこれからも台日関係の発展のために取り組み、台日の友情を後世にも継承していきたい」と述べた。
 
この議員総会では、立法院(=国会)の游錫堃院長(=議長)が事前に録画したメッセージ動画も公開された。游院長は日華懇が長年台湾を支持していることや、中国当局による台湾産パイナップル禁輸においても日本側の助けが得られたことに感謝した。
 
謝代表は日華懇に台湾産パイナップル約300個を寄贈し、台湾語でパイナップルを「旺来(オンライ)」と呼ぶことにかけて、台湾と日本の「好運旺旺来(=幸運がたくさん訪れるという意味)」を祈った。
 

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