2025/06/23

Taiwan Today

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謝長廷駐日代表、鹿児島の2つの町に台湾産パイナップル贈る

2021/04/27
台北駐日経済文化代表処(東京都港区白金台)の謝長廷代表(=駐日大使に相当)は26日、鹿児島を訪れた。鹿児島伊佐市で記念の植樹を行ったほか、夜は東京オリンピック・パラリンピックで台湾代表選手を受け入れるホストタウン、大崎町と龍郷町(奄美大島)の町長に対して台湾産パイナップルを贈呈した。(台北駐日経済文化代表処より)

台北駐日経済文化代表処(東京都港区白金台)の謝長廷代表(=駐日大使に相当)は26日、鹿児島を訪れた。謝代表は、東京オリンピック・パラリンピックの台湾代表選手を受け入れるホストタウンに登録している大崎町と龍郷町(奄美大島)の町長に対して台湾産パイナップルを贈呈。児童の学校給食に活用し、台日交流の増進につなげて欲しいと伝えた。

 

東京オリンピック・パラリンピックに出場する台湾代表選手を受け入れるホストタウンは日本に合計28か所ある。そのうち鹿児島県に位置するのが大崎町と龍郷町。謝長廷代表は26日、鹿児島県を訪れ、両町の町長に台湾産パイナップルを贈呈した。これに対して大崎町の東靖弘町長は特産のウナギのかば焼きを、龍郷町の竹田泰典町長は奄美の黒糖焼酎を返礼として贈呈した。

 

謝長廷代表は鹿児島県自治会館で行われたイベントの祝辞で、大崎町と龍郷町が、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして台湾代表選手を受け入れてくれることに感謝した。

 

謝長廷代表はまた、「昨年以来、新型コロナウイルスが世界的にまん延し、台湾と日本の一部の交流活動も規模を縮小したり、開催中止に追い込まれたりしている。しかし、いまこそ台湾と日本はこれまで以上に協力を深め、新型コロナウイルスを克服し、苦難の時を乗り越えていく必要がある。台湾と両町が今後も教育、産業、文化などの分野で交流を強化できるよう期待している」と述べた。

 

大崎町の東靖弘町長は、「きょう頂いたパイナップルは、台湾で幸運を象徴する果物だと聞いた。このパイナップルは学校給食として町内の児童に提供したい。パイナップルは台湾にとって重要な食材であり、大崎町も同じように、ものを大切にする心をもって台湾代表選手をもてなしたい」と述べた。東町長はまた、大崎町がホストタウンに名乗りを上げた理由について、大崎町には陸上競技のトレーニングに特化した日本初のスポーツ合宿拠点施設「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」があるからだと説明。同じ大隅半島にあるほかの自治体も、大崎町が台湾代表選手を受け入れるホストタウンになることを応援してくれると信じていると述べた。

 

また、龍郷町の竹田町長は、龍郷町と宜蘭市(台湾北東部)は友好交流宣言を行っているが、新型コロナウイルスの影響を受けて具体的な事業を行うことが出来ずにいるとした上で、双方の交流がこれからも続くよう期待を寄せた。

 

龍郷町は2019年6月、東京オリンピック・パラリンピックに出場する台湾代表選手を受け入れるホストタウンに登録。東京パラリンピックに出場する台湾卓球選手を受け入れることが決まった。昨年1月には台湾パラリンピック卓球選手2人とスタッフ3人が龍郷町を訪問し、交流している。

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