2025/07/18

Taiwan Today

外交

頼副総統がEUとのヘルスケアフォーラムで、ポストコロナ時代の協力関係深化望む

2021/04/28
頼清徳副総統が27日、「台湾-EUヘルスケアフォーラム」に出席、台湾は世界の公衆衛生体系に不可欠な一員だとし、ポストコロナ時代に台欧の協力関係を深められるよう期待した。写真はあいさつする頼副総統。(総統府サイトより)
頼清徳副総統が27日午前、「台欧健康論壇」(台湾-EUヘルスケアフォーラム)に出席し、台湾は世界の公衆衛生体系にとって必要不可欠な一員であり、新型コロナウイルスが拡大する中、これからも各国の感染対策に協力していくと述べた。また、ポストコロナ時代をにらみ、各国が今後他国との往来を徐々に再開していくと見られる中、台湾とヨーロッパ諸国が互いの協力関係を深められることに期待した。
 
頼副総統は、台湾とヨーロッパの公衆衛生に関する専門家が一堂に会し、互いの貴重な経験を分かち合うこのフォーラムを、台湾に進出する欧州企業で構成する商工会組織「欧州在台商務協会(ECCT)」と欧州連合(EU)の台湾における代表処である欧州経貿弁事処(EETO)が初めて開催してくれたことに感謝した。
 
頼副総統は、2020年に新型コロナウイルスの世界的な流行が始まって以来、全世界の感染者はすでに1億人以上、死者は300万人を超えており、ヨーロッパでは一部の国が今まさに感染拡大の第三波に見舞われ、また一部の国ではワクチンの接種を加速させて経済の立て直しを図っていると指摘した。台湾は「世界で最も安全な場所の一つ」とされ、感染を封じ込めた「台湾モデル」が世界から高く評価されている。これについて頼副総統は、「台湾モデル」は台湾が全世界の公衆衛生体系にとって欠くことの出来ない一員で、各国の感染対策に協力する能力をそなえていることを証明したとして、世界の公衆衛生体系は台湾を排除すべきでないと訴えた。
 
頼副総統は、EUが新たなイニシアチブを提示して台湾を含むアジアとのつながりをさらに深めようとしていることを歓迎。その上で、コロナ禍によって全世界の市場の脆弱性が露呈し、台湾とEUが連携の新たな契機を活かす時期は熟したとの見方を示した。頼副総統は、台湾とヨーロッパ諸国はこれからも感染対策の経験など様々な関連分野で交流を続けていくと強調。そしてポストコロナ時代については、近い将来、各国が他国との往来を徐々に再開していく中、台湾とヨーロッパ諸国はとりわけバイオテクノロジーやデジタルヘルス産業、さらにワクチンの開発で連携を深められるはずだと期待した。
 
 

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