インドネシアで新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、医療体制をひっ迫している。中華民国（台湾）外交部（日本の外務省に相当）は人道支援の立場から、インドネシア政府に酸素濃縮器200台を無償提供した。外交部の田中光政務次長（=副大臣）が14日午後、外交部本庁舎（台湾北部・台北市）で贈呈式を行い、駐台北インドネシア経済貿易代表処のBudi Santoso代表（インドネシアの駐台大使に相当）がこれを受け取った。酸素濃縮器の無償提供は、台湾とインドネシアの堅実な友好関係をアピールし、政府が掲げる「新南向政策（=東南アジア、南アジア、オーストラリア、ニュージーランドの計18か国との関係強化を図る政策）」の根幹である「以人為本（人を以て本となす）」の精神を発揮するもの。
田政務次長は贈呈式で、「新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、わが国はインドネシアを含む東南アジア諸国の感染状況に細心の注意を払い、且つわが国の経験を共有し、防疫物資を提供するなどして、東南アジア諸国の感染症対策支援に意欲を示してきた。現在、インドネシアでは新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、深刻な状況にある。外交部は急きょ、台湾製の酸素濃縮器200台を調達し、今月12日にインドネシアの国際空港に送り届けた。これがインドネシアの酸素濃縮器不足解消に役立つよう願っている」と述べた。また、台湾と東南アジア諸国が助け合い、協力することで、一日も早く日常の生活を取り戻せるようにしたいと強調した。
これに対してインドネシアのBudi Santoso代表はまず、台湾の配慮と協力に感謝した。そして、台湾から提供された酸素濃縮器200台は、インドネシアの国家災害対策庁（BNPB）と衛生当局を通して、酸素濃縮器の需要が増している各地の医療機関に分配され、台湾の厚意がインドネシアの人々に届けられることになると説明した。
田政務次長は贈呈式で、「新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、わが国はインドネシアを含む東南アジア諸国の感染状況に細心の注意を払い、且つわが国の経験を共有し、防疫物資を提供するなどして、東南アジア諸国の感染症対策支援に意欲を示してきた。現在、インドネシアでは新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、深刻な状況にある。外交部は急きょ、台湾製の酸素濃縮器200台を調達し、今月12日にインドネシアの国際空港に送り届けた。これがインドネシアの酸素濃縮器不足解消に役立つよう願っている」と述べた。また、台湾と東南アジア諸国が助け合い、協力することで、一日も早く日常の生活を取り戻せるようにしたいと強調した。
これに対してインドネシアのBudi Santoso代表はまず、台湾の配慮と協力に感謝した。そして、台湾から提供された酸素濃縮器200台は、インドネシアの国家災害対策庁（BNPB）と衛生当局を通して、酸素濃縮器の需要が増している各地の医療機関に分配され、台湾の厚意がインドネシアの人々に届けられることになると説明した。