2025/06/30

Taiwan Today

外交

蔡英文総統、米CNNのインタビュー受ける

2021/10/29
蔡英文総統は先般、米CNNのインタビューを受け、アジア太平洋地域や台湾海峡の情勢、台米関係、台湾海峡両岸関係、台湾の国際参与、フェイクニュースなどのサイバー攻撃、同性婚、半導体産業の発展、世界のサプライチェーン構築、気候変動、エネルギーの構造転換など幅広い議題について語った。(総統府)
蔡英文総統は先般、米CNNのインタビューを受け、アジア太平洋地域や台湾海峡の情勢、台米関係、台湾海峡両岸関係、台湾の国際参与、フェイクニュースなどのサイバー攻撃、同性婚、半導体産業の発展、世界のサプライチェーン構築、気候変動、エネルギーの構造転換など幅広い議題について語った。また、インタビューの冒頭では、台湾が直面している複雑な地域情勢を踏まえた上で、「台湾の物語は、レジリエンスの歴史だ。私たちは中国の軍事的脅威に断固として立ち向かう。台湾という善良なパワーが世界から欠けてはならない」と訴えた。
 
インタビューの中で中国の国家主席である習近平氏に対する考えを尋ねられた蔡総統は、「習近平氏は大国の指導者だが、残念なことにそれは民主国家ではない。少なくとも現在は違う。これほど大きな国を治めるのは容易なことではない。しかし、大国を統治する最も良い制度を決めるのは指導者だ。重要なのは指導者が、これほど大きな国が、この地域において、そして世界のその他の国々とどのような関係を持とうと考えているかだ。その地域や世界のすべての人々と平和な関係を維持したいと考えているのか、支配的なポジションを得たいと思っているのか。誰もが自分の言うことを聞いてくれる、中国の言うことを聞いてくれる、しかし必ずしも中国のことを好きではないとしても。これは選択の問題だ」と述べた。
 
また、習近平氏との会談に興味はあるかとの質問に対しては、「コミュニケーションを重ねることは有益だ。誤解を減らし、回避することができるし、互いをより理解することができる」とした上で、自分は中国との対話を望んでおり、それは台湾海峡両岸関係の問題を解決するにあたり、誤った理解、憶測、判断を回避す最良のアプローチだからだと説明した。
 
蔡総統はさらに、「対話は非常に重要だ。中国と平和な関係を確立したいと考えているから、忍耐強く待っている。現状維持を台湾の両岸政策の核心とし、中国と有意義な交流を図り、対立を減らす可能性を一緒に模索していきたい。最終的には対立を解消できる道を探し出したいと願っている」と述べた。
 
習近平氏に伝えたことを聞かれた蔡総統は、「習近平氏には台湾の政府や台湾の住民ともっと対話して、台湾の現状をより理解して欲しい。当然ながら台湾側も、中国とのコミュニケーションにもっと力を入れていきたい」と語った。
 
インタビューの全容(英語)はCNNのYoutubeチャンネルで見ることができる。
https://youtu.be/3GXquB3y1ME
 

ランキング

新着