中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)はきょう(10日)、中米ニカラグア共和国との国交断絶を発表した。以下は外交部のニュースリリース。
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ニカラグア共和国は台北時間10日、わが国との国交断絶を一方的に決定した。中華民国政府はこれに強い遺憾の意を表する。わが国は、国家の主権と尊厳を守るため、本日をもってニカラグア共和国との外交関係を停止し、あらゆる二国間協力及び支援プロジェクトを全面停止するとともに、大使館及び技術団員を撤退させることを決定した。
わが国はこれまで、ニカラグアにとって忠実且つ頼れる友人であった。中華民国政府は長期にわたり、ニカラグアの国民に有益な協力プロジェクトを推進し、ニカラグア全体の発展を支援してきた。その成果と貢献は誰もが認めるところである。オルテガ大統領が、わが国とニカラグア国民が長年にわたって築き上げてきた友情を顧みず、このような決定を下したことは極めて遺憾である。
わが国は国際社会の一員として諸外国と交流を深め、外交関係を発展させる権利を有する。中華民国政府はこれからも、地に足の着いた「堅実外交」を展開して国際社会における生存圏を拡大していくだろう。そして、地域の平和と安定の維持に努め、しかるべき国際地位を勝ち取り、国益と国民の利益を維持したいと考える。