2025/05/29

Taiwan Today

外交

ニカラグアとの国交断絶めぐり、国際社会は台湾支持を続々表明

2021/12/13
中華民国(台湾)とニカラグア共和国は今月10日、外交関係の断絶を決定した。これを受けて国際社会では台湾を支持する声が高まっている。今月11日までの時点で、世界40か国近くの要人・高官など100名以上が公式な発言、あるいはSNSなどを通して台湾にエールを送っている。写真は外交部本庁舎外観。(外交部)
ニカラグア共和国は今月10日、中華民国(台湾)との国交断絶を一方的に決定した。これを受けて国際社会では、台湾を支持し、民主主義の台湾を応援する声が高まっている。国交断絶の10日から翌日11日にかけて、マーシャル諸島のデービッド・カブア大統領をはじめ、アメリカのホワイトハウスや日本の内閣など、世界40か国近くの高官・議員など100名以上が公式な発言、あるいはSNSなどを通して台湾にエールを送っている。中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は、世界の民主主義諸国のパワーと声援に対し、「心から謝意を表する」としている。
 
中華民国(台湾)とニカラグア共和国の国交断絶を受けてコメントを発表している各国の首脳や高官は、マーシャル諸島のデービッド・カブア大統領、ツバルのカウセア・ナタノ首相、ベリーズのイーモン・コートネイ外相、ホンジュラスのリサンドロ・ロサレス外相、グアテマラのペドロ・ブロロ外相、セントクリストファー・ネービスのマーク・ブラントリー外相、マーシャル諸島のキャステン・ネムラ外相、パラオのグスタフ・アイタロー国務大臣、ナウルのAsterio Appi副外相、グアテマラのアントニオ・マロウフ経済相、エスワティニ王国外務省、米ホワイトハウスのジェン・サキ報道官、米国務省のブライアン・ニコルズ次官補(西半球担当)、国務省のネッド・プライス報道官、日本の内閣官房副長官である木原誠二氏、パラグアイのフェデリコ・ゴンザレス大統領顧問など。
 
国会議員方面は次の通り。米連邦議会では上院外交委員会のロバート・メネンデス委員長、ジム・リッシュ議員、マイケル・マッコール議員、テッド・クルーズ議員、マルコ・ルビオ議員など上院・下院議員多数。日本では超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長(衆院議員)をはじめ衆参両院の議員多数。ほかには、カナダ連邦議会のレオ・ハウサコス上院議員、英下院国際発展委員会のサラ・チャンピオン議員、ドイツのペーター・ヘイト議員、ヨーロッパ各国の親台湾派議員グループが集まって設立した欧州地区「フォルモサクラブ」のスペイン共同代表エロイ・スアレス下院議員、フランスのAndré Gattolin元老院議員とフレデリック・デュマ国民議会議員、スイス国会の親台湾派グループ副代表ニコラス・ウォルダー氏、ベルギー国会の親台湾派グループ共同代表ウーター・ラスキン氏、イタリア国会の親台湾派グループ代表Lucio Malan上院議員と副代表Marco Di Maio下院議員、リトアニア国会の親台湾派グループ代表Matas Maldeikis議員と副代表Marius Matijošaitis議員、ポーランド下院のArkadiusz Mularczyk議員など。
 
こうした状況を踏まえて外交部は、「わが国は断固として中国の外交的威圧に屈しない。台湾はこれからも民主陣営の側に立ち、権威主義の拡張に最前線で対抗する。近い理念を持つ国々との協力を強化し、民主主義と自由という基本的価値を共に守り、民主主義のパートナー同士の団結力を強化していきたい」としている。
 

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