総統府は23日、蔡英文総統及び頼清徳副総統のために作成した新年のグリーティングカードのデザインを発表した。
デザインのベースとなっているのは来年の干支である寅（とら）だ。明るい黄色をベースに、トラ模様のような黒で2022の数字がデザインされている。カードは二つ折りになっているが、これは台湾の民間信仰の廟宇で、祭壇の下など足元に置かれていることが多いトラの神様「虎爺」が、「虎紋披風（トラ模様の服）」を羽織っている様子をイメージした。カードには「虎虎生風格、自信向前行」（=トラのようにパワフルに、自信をもって前進しようという意味）」の文字と、英語で「Happy New Year 2022」と書かれている。自らの国家に対する自信と、未来への期待感を表現したという。
このグリーティングカードは蔡英文総統と頼清徳副総統の名義で、海外の国家元首及び副元首、各国の要人や著名人、外交使節、地方自治体の首長、海外華僑のトップ、民意代表、学術・文化・財界など各業界の代表者らに送られる。
総統府は紙製のグリーティングカードのデザインをベースに、MP4形式のグリーティング動画も制作し、総統府の公式サイトなどで公開している。総統府は、自身のパソコンやスマホなどのデバイスで鑑賞すると同時に、Eメール、フェイスブック、LINE、ツイッター、PlurkなどのSNSで家族や友人とシェアして、ぜひ正副総統からの祝福のメッセージをより多くの人と分かち合って欲しいと呼びかけている。