2025/04/28

Taiwan Today

外交

中華民国、イギリスと「自動車運転免許相互承認協力覚書」交わす

2021/12/24
台湾とイギリスが23日、「運転免許相互承認協力覚書」への署名をオンライン方式で終えた。来月1日に発効。両国の結びつきを深め、将来の関係発展を促すものと期待される。写真は台北市内で覚書に署名するイギリスのJohn Dennis駐台代表(右)。左は外交部の曽厚仁政務次長。右のモニター内はイギリスで署名する謝武樵駐イギリス代表。(外交部)
中華民国(台湾)の外交部(日本の外務省に相当)、交通部(日本の国土交通省に類似)、駐イギリス台北代表処とイギリスの外務省、交通省、イギリス在台弁事処(British Office Taipei)が共に努力した結果、中華民国の謝武樵駐イギリス代表(大使)とイギリスのJohn Dennis駐台代表が23日、台湾とイギリスの「運転免許相互承認協力覚書」への署名をオンライン方式で完了した。台湾では外交部の曽厚仁政務次長(副大臣)、交通部路政司(局)の陳文瑞司長(局長)ら政府関係者が立ち会った。同協力覚書は来年(2022年)1月1日に発効。今回の措置により、台湾の人たちが仕事や学業、定住のためイギリスを訪れることがよりしやすくなる。
 
謝武樵駐イギリス代表は、「ワーキングホリデー」や「二重課税回避」などの協定に続いて今回、「運転免許相互承認覚書」を交わせたことは双方の交流と連携をいっそう深めることになると期待した。これに対し、イギリスのJohn Dennis駐台代表は今回の覚書締結のため尽力した双方に感謝、台湾在住のイギリス人は同覚書による恩恵を受けると歓迎すると共に、覚書の締結は両国の結びつきを深め、将来の関係発展を促すとの見方に同意した。
 
今回の覚書締結によって、台湾が運転免許を互いに承認するヨーロッパの国は14カ国となった。内訳は締結した順に、フランス、オランダ、イタリア、ベルギー、ルクセンブルグ、デンマーク、フィンランド、スイス、アイルランド、スロバキア、ポルトガル、ポーランド、ドイツ、イギリス。こうした実績は、台湾とヨーロッパとの実質的な友好関係がいっそう密接になっていることを表している。
 
イギリスは2009年、他のヨーロッパ諸国に先駆けて台湾と互いに査証を免除する国となった。2011年には「青年交流計画」でも合意。今回の覚書締結はそれに続いて台湾とイギリスとの民間交流を促進する互恵の措置であり、仕事や勉学、生活のため台湾からイギリスに向かう人、ならびにイギリスから台湾にやって来る人に実際の利益をもたらし、従来の不便さを解消するものとなる。
 
 

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