海洋委員会(日本の省レベル)の李仲威主任委員(大臣)が4月29日、日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会高雄事務所の小野一彦所長の表敬訪問を受け、双方は海洋政策、環境、産業、科学研究などを議題に交流した。小野所長は今年3月初旬に着任した。
李主任委員はまず小野氏の高雄事務所長就任を祝った上で、日本は海洋政策や制度などいずれの面でも台湾が学び、交流すべき長所を持っており、海洋委員会ではすでに日本の関係当局との間で、海域の安全、海洋環境、海洋科学研究に関する協力で実績を挙げているなど関係は緊密だと説明した。李主任委員はそして、台湾南部の高雄市に初めて設けられた中央部会(省庁)である海洋委員会は地の利を生かし、また台日の既存の友好的な関係を基礎に、「良いお隣さん」である日本台湾交流協会高雄事務所との連携を深めていくことになると自信を示した。
李主任委員はまた、新型コロナウイルスの影響で過去2年間、数多くの実質的な活動が出来なかったことに触れ、水際対策の解除後、双方が様々な交流活動を通じて台日の友情を深められることに期待した。