ホンジュラス共和国の新任駐中華民国(台湾)特命全権大使、Harold Burgos氏は12日、中華民国外交部(日本の外務省に相当)呉釗燮外交部長(外相)を表敬訪問し、信任状の副本を手渡した。これを受けて呉部長は、同大使の着任を歓迎し、共に両国の友好関係深化に尽力していきたいとの意気込みを語った。
呉部長は、「台湾とホンジュラスは深い友情を持ち、長きに渡ってお互いを支えあい、国家の持続可能な開発を促進している。台湾の政府は、ホンジュラスのシオラマ・カストロ(Xiomara Castro)大統領が率先する施政方針に協力し、様々な分野において、ホンジュラス国民にとって、より良い生活を実現するための協力プロジェクトを共同で推進する。また、新型コロナウイルス感染症の収束後、速やかに両国の政府関係者の往来が再開されるよう望んでいる。Harold Burgos大使はかつて台湾に留学し、数年間の勤務経験もあることから、台湾への理解も深い。大使が外交部と緊密な連携を図りながら、共同で両国政府と市民の交流や協力関係を深めることについて歓迎している」と述べた。
一方Harold Burgos大使は、駐中華民国大使に任命されたことを光栄に思い、重大な責任を感じていると語った。台湾とホンジュラスの伝統的な友情を深め、様々な分野での協力を強化し、交流促進に努めるとした。
Harold Burgos大使はさらに、呉部長と現在のホンジュラスの経済・社会に発展状況及び両国の協力について、幅広く意見交換を行った。また、ホンジュラスのシオラマ・カストロ大統領とEduardo Enrique Reina外相からのメッセージを伝え、台湾のホンジュラスに対する長期間の支援に謝意を表した。
Harold Burgos大使は、かつて台湾のホンジュラス大使館で広報文化担当として派遣された経験を持つ。また奨学生として国立政治大学を卒業し、台湾の政治経済、社会、人物学にも造詣が深い。