2025/06/13

Taiwan Today

外交

日本の2022年版「防衛白書」、外交部が見解を発表

2022/07/29
中華民国(台湾)外交部は28日、ニュースリリースを発表し、日本で今月22日に閣議報告された2022年度「防衛白書」についての見解を示した。(外交部)
日本の2022年度「防衛白書」が22日、閣議報告された。今年の「防衛白書」では「台湾情勢の安定は日本の安全保障、国際社会の安定にとって重要」、「台湾は日本にとって自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」であるとの立場を表明している。これについて中華民国(台湾)外交部は28日、ニュースリリースを発表してこれを歓迎するとともに、以下の見解を伝えた。
 
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外交部は、国際社会が台湾情勢に関心を寄せ続け、地域の平和と安定の維持につながる行動をとることを一貫して歓迎してきた。また、世界の近い理念を持つ国々と、実質的な友好関係を深めていきたいと考えている。
 
日本の岸信夫防衛大臣は2022年版「防衛白書」の巻頭で、ロシアのウクライナ侵攻に言及し、「このような力による一方的な現状変更は、国際社会の平和と繁栄を支えてきた普遍的価値に基づく国際秩序の根幹を揺るがすものであり、断じて許容することはできません」、「中国は(中略)、台湾をめぐっては、その統一に武力行使も辞さない構えを見せており、地域の緊張が高まりつつあります」と述べている。2022年版「防衛白書」では台湾に関する記述が倍増し、台湾海峡における軍事動向や台湾をめぐる国際情勢についても深く分析している。これは日本政府が、台湾海峡を巡る安全情勢に高い関心を寄せていることを示すものだ。権威主義の対外拡張が国際秩序への挑戦となる中、外交部は日本を含めた近い理念を持つ国々と手を取り合って普遍的価値を守り、台湾海峡の安定、自由で開かれたインド太平洋地域の平和と安定を促進していきたいと考えている。
 
 

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