2025/08/13

Taiwan Today

外交

国交樹立国が台湾海峡と地域の平和に関する共同声明、外交部が感謝

2022/08/26
中華民国(台湾)の国交樹立国の多くが台湾海峡と地域の平和及び安定の維持に関する共同声明を発表したことを受け、中華民国外交部が25日、謝意を表明した。(外交部)
中華民国(台湾)の国交樹立国(正式な外交関係を持つ国)の多くが台湾海峡と地域の平和及び安定の維持に関する共同声明を発表したことを受け、中華民国外交部(日本の外務省に相当)が25日、感謝のプレスリリースを発表した。以下、その内容要約。
 
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中華民国(台湾)の国交樹立国であるベリーズ、エスワティニ王国、グアテマラ、ハイチ、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、パラグアイ、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、ツバルの国連常駐代表(国連大使)は23日に共同声明を発表し、中国が台湾に対する軍事的な脅しを故意にエスカレートさせて台湾海峡の現状を破壊し、台湾海峡及び地域の平和と安定に危害を加えていることに強い懸念を表明した。声明では一方で、台湾が中国の脅威に対して冷静に対応していることを称賛した。外交部は国交樹立国が台湾のために正義の声を上げ、台湾を揺らぐことなく支持してくれている友情に心から感謝する。
 
我が国の国交樹立国は共同声明の中で、平和と安定を重視する姿勢を改めて示すと共にこれからもルールに基づく国際秩序を共同で守っていくことを約束、また国連憲章の掲げる世界の平和と安定を維持するとの目的と原則を強調し、いかなる国際的な争いも平和的な方式で解決すべきだと訴えた。国交樹立国は国連及び国際社会に対し、中国が台湾に対する軍事演習ならびに現状変更の企てを即刻停止するよう働きかけることを強く呼びかけ、現状とは両岸が互いに隷属しないことであり、中国はとりわけ台湾海峡の中間線を守らなければならないと主張した。
 
我が国政府は、中国が武力によって恫喝し、台湾海峡の現状を一方的に変更しようとする企て、ならびに地域の平和と安定を破壊する侵略行為を重ねて非難する。中国の軍事的な威嚇は既存の国際秩序を破壊するばかりでなく、国際貿易や交通の往来に深刻な影響を与えている。このほか、近年中国は1971年の国連総会における第2758号決議の誤った解釈を通じて、長期にわたって国連が中国側のでたらめな言い分を受け入れるよう圧力をかけ、台湾の国際社会参与を圧迫している。外交部は国際社会に対し、中国の現状を破壊する無責任な行動をはっきり認識して共同でそれを非難し、中国が「国連憲章」の武力不行使原則を守るよう促すことを呼びかける。中国は台湾及び国際社会に対する、いかなる形式の脅迫行為も即刻停止するべきである。
 
我が国の国交樹立国はずっと揺らぐことなく台湾を支持して来た。これらの国々は様々な国際的な場において多元的な方式で我が国のために声を上げ、台湾と共に民主と自由の普遍的な価値を堅持し、中国による軍事的な挑発行動が地域の平和と安全を破壊することに反対する断固たる意志を大いに示すことで、ルールに基づく国際秩序を共に守っていこうとしているのである。
 
 

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