2025/06/04

Taiwan Today

外交

セントクリストファー・ネイビス大使に大綬景星勲章、在任14年で多大な貢献

2022/09/19
セントクリストファー・ネイビス大使館のジャスミン・ハギンス大使(写真左)は、14年にわたって台湾に常駐し、駐台使節団の団長も務めた。中華国外交部の呉釗燮部長(写真右)は、ハギンス大使の尽力や貢献を称え、大綬景星勲章を授与した。(中華民国外交部ニュースサイトより)

中華民国外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)は16日、まもなく任期を終える在中華民国セントクリストファー・ネイビス大使館のジャスミン・ハギンス(Jasmine Huggins)大使に「大綬景星勲章」を授与し、両国の友好関係深化における努力や多大なる貢献を表彰した。叙勲式には、台湾に駐在する各国大使やハギンス大使の台湾の友人が参列し、祝福した。

呉部長はあいさつで、「ハギンス大使は、台湾に在任している14年間、セントクリストファー・ネイビスの数多くの高官が台湾を訪れるよう働きかけ、両国の友好関係をさらに深めたことに謝意を表する。そのほか、両国間の経済、教育、文化、観光交流を促進するための努力を惜しまず、台湾ランタン フェスティバル、プロ野球始球式、カリブ料理の展示会、台湾各地の芸術文化フェスティバルなど様々なイベントに積極的に参加し、多くの台湾の人々との友情を育んだ」とハギンス大使の功績を称えた。

呉部長はまた、ハギンス大使が駐台使節団の団長を務めていた際に、台湾に駐在するすべての大使と緊密に協力し、各国大使と台湾の様々な分野の人々との交流を精力的に促進したことを指摘した。ハギンス大使は特に、ジェンダー平等に関する問題を重視し、外交部と共同でジェンダーフリー推進に尽力、両国の人々の交流を強化した。

呉部長はさらに、コロナ禍や中国大陸からの軍事力による脅威に直面した台湾に対して、ハギンス大使とセントクリストファー・ネイビス政府の揺るぎない支持、民主主義や自由という価値観に基づき、積極的に台湾の国際組織参与への支持を表明したことに感謝した。

一方ハギンス大使は、「台湾とセントクリストファー・ネイビスは、1983年の国交樹立以来、自由、民主主義、基本的人権などの価値観を共有した強固なきずなのもとに、相互で支え合ってきた。セントクリストファー・ネイビス政府は、台湾が国家建設の進展に貢献をもたらしたことに感謝し、台湾の国際組織参与を断固支持する。第二の故郷である台湾を離れるには寂しいが、今後も台湾の友人として、国際社会へ台湾支持を表明していく」と語った。

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