2025/05/02

Taiwan Today

外交

チェコ上院文教・人権・請願委員会委員長のドラホシュ議員率いる一行、台湾を訪問

2022/09/19
チェコ共和国上院「文教・人権・請願委員会」の委員長を兼ねるイジー・ドラホシュ(Jiří Drahoš)議員が率いる訪問団が18日、中華民国(台湾)政府の招きに応じて台湾を訪問した。23日まで滞在する。外交部の兪大㵢常務次長(事務次官。左から5人目)が一行を出迎えた。
チェコ共和国上院「文教・人権・請願委員会」の委員長を兼ねるイジー・ドラホシュ(Jiří Drahoš)議員が率いる訪問団が18日、中華民国(台湾)政府の招きに応じて台湾を訪問した。23日まで滞在する。メンバーはドラホシュ議員のほか、教育・青年・体育省のRadka Wildová副大臣、科学・研究・イノベーション省のJana Havlikova副大臣、チェコ国立博物館のミハル・ルケシュ(Michal Lukeš)館長などの政府要人や学者など。チェコの訪問団が台湾を訪れるのは、2020年8月のミロシュ・ビストルチル(Milos Vystrcil)上院議長以来、約2年ぶりとなる。中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は、「チェコ共和国の立法府及び行政府による合同訪問団の来訪は、同国の台湾に対する友好と、各領域で台湾との交流を深めようとする意欲の表れである」として歓迎の意を表している。
 
ドラホシュ議員一行は台湾滞在期間中、蔡英文総統、行政院の蘇貞昌院長(=首相)を表敬訪問するほか、立法院の游錫堃院長(=国会議員)及び関連省庁のトップと会談する。また、半導体技術、教育、文化などの領域で台湾側の関連組織とMOU(覚書)や意向書を結ぶことになっている。さらに、外交部の呉釗燮部長(=外相)が会食を主催し、一行を歓待する。
 
ドラホシュ議員はチェコ科学アカデミーの総裁を8年間にわたって務め、2018年以降はチェコ上院「文教・人権・請願委員会」の委員長を務めている。長期にわたり、学者・専門家及び国会議員の立場から、台湾とチェコの科学技術や文化交流を促進してきた。2021年には台湾とチェコによる感染症対策をテーマとしたウェビナー開催を実現。また、台湾とチェコの姉妹校協定、交換留学制度、博物館の姉妹協定など複数のプロジェクトにも参与してきた。
 
ドラホシュ議員は過去に学者の立場で台湾を訪問したことがあるが、上院議員としての訪問はこれが初めてとなる。今回の訪問には教育や科学関連省庁の副大臣や専門家が同行しており、世界が新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えて復興へ向かうこのタイミングで、ドラホシュ議員の訪問団が台湾とチェコの関係に新たなエネルギーを注ぐことが期待される。
 

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