2025/06/22

Taiwan Today

外交

蔡英文総統、ドイツ連邦議会の超党派議員団と会談

2022/10/04
蔡英文総統は3日、ドイツ連邦議会の親台湾派グループ代表を務めるクラウス・ペーター・ウィルシュ議員が率いる超党派議員団による表敬訪問を受けた。蔡総統は、一行の台湾訪問は ドイツ連邦議会の台湾に対する強い支持を示すものだとして歓迎した。(総統府)
蔡英文総統は3日、ドイツ連邦議会の親台湾派グループ代表を務めるクラウス・ペーター・ウィルシュ議員が率いる超党派議員団による表敬訪問を受けた。一行はウィルシュ議員のほか、親台湾派グループの副代表を務めるカトリン・ブッディ議員、ティル・ステッフェン議員、フランク・シェフラー議員、ライナー・クラフト議員、カレン・レイ議員など。
 
蔡総統は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が発生して以来、ドイツ連邦議会の議員団が台湾を訪問するのは初めてであり、しかもそれが超党派の国会議員によって構成されることは大きな意義を持つものだとして一行を歓迎した。蔡総統はまた、ウィルシュ議員が代表を務める親台湾派グループは、ドイツ連邦議会でも最大規模を誇る対外的な友好議員連盟の一つだとして、一行の台湾訪問はドイツ連邦議会の台湾に対する強い支持を示すものだと感謝した。
 
蔡総統はまた、台湾とドイツは自由、民主主義といった基本的価値観を共有する重要なパートナーであるだけでなく、各領域で緊密な協力関係を築き上げていると指摘。近年台湾とドイツはさまざまな協定を締結し、その範囲はエネルギー転換、金融規制、移行期正義などさまざまな分野に及んでおり、内容も非常に豊富だと説明した。
 
蔡総統はまた、最近国際情勢が大きく変化する中、我々は気候変動や権威主義の拡張など厳しい問題に直面しているが、こんな時期だからこそ、すべての民主主義国家がより団結し、自由や民主主義を守らなければならないと訴えた。
 
これに対してウィルシュ議員は、「ドイツにとって台湾はアジアにおける重要な貿易パートナーだ。2020年、台湾は世界貿易の中で大きく成長した。特にデジタル分野の発展は目覚ましい。もし台湾の半導体産業がなければ、世界の工業は大きな問題に遭遇するだろう」と述べた。
 
ウィルシュ議員はまた、「欧州において、我々の隣国はいま、深刻な軍事攻撃を受けている。勇敢なウクライナの人々は彼らの国と自由、民主主義を守ろうとしている。ドイツ連邦議会もさまざまな文書や議論の場において述べているように、台湾がもし武力による脅威を受けることがあれば、我々も勇敢に立ち上がり、台湾に協力し、台湾を支持するだろう」と述べた。
 
 

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