2025/05/17

Taiwan Today

外交

ナウル共和国のクン大統領が台湾を公式訪問、外交部は「心から歓迎」

2022/11/14
ナウル共和国のクン大統領夫妻が中華民国政府の招きに応じ、訪問団を率いて14日から19日まで台湾を公式訪問している。外交部は10日、プレスリリースを発表して心からの歓迎の意を表した。写真はクン大統領(右)を歓迎する呉釗燮外交部長(左)。(外交部)
太平洋に位置する国交樹立国(中華民国と正式な外交関係を持つ国)、ナウル共和国のラス・ジョセフ・クン(Russ Joseph Kun)大統領夫妻が中華民国政府の招きに応じ、訪問団を率いて14日から19日まで台湾を公式訪問している。外交部(日本の外務省に相当)は同大統領らの訪台を控えた10日、プレスリリースを発表して心からの歓迎の意を表した。
 
ナウル共和国では今年9月24日に総選挙が行われ、クン大統領と新たな閣僚たちは9月29日に宣誓して就任。それからわずか1カ月半というタイミングでクン大統領が新閣僚を率いて訪台することは、台湾との堅固な友好関係に対する支持を具体的な行動で示すと共に、両国の友情とパートナーシップに対する高度な重視を表している。
 
クン大統領率いる訪問団のメンバーは、Asterio Appi外務・貿易副大臣、Isabella Dageago内務副大臣、Maverick Eoe法務・国境管理副大臣、Jesse Jeremiah国家緊急事態副大臣、ナウル・リン鉱石会社(Nauru Phosphate Corporation 国営公社)のDelvin Thoma「副大臣(Deputy Minister)」ら20人。
 
クン大統領は大統領として初の台湾訪問。外交部によれば、国交樹立国の元首に対して礼を尽くした対応をするため蔡英文総統が盛大な栄誉礼で歓迎すると共に「国宴」(国家元首主催の公式な宴会)を開いて一行をもてなす。呉釗燮外交部長(=外務大臣)も設宴して訪問団のメンバーを歓待する予定で、双方は両国の人材育成、情報通信技術、沿岸警備、港務、食料安全保障、気候変動などの分野での協力と意見交換を深化させる。
 
中華民国(台湾)とナウルは2005年の国交回復から17年が経過。外交部は、「両国は堅実かつ友好的なパートナー関係を基礎とし、農・漁業、医療衛生、教育文化、クリーンエネルギー、航空、港務、沿岸警備など多元的な協力プロジェクトを推進しており、その成果も誰の目にも明らかだ」としている。
 
 

ランキング

新着