日本の岸田首相が中国の習近平氏との会談の中で、台湾海峡の平和と安定の重要性に触れたことに対し、外交部(日本の外務省に相当)が18日、「高く評価すると共に感謝する」とのコメントを発表した。以下、コメントの内容要約。
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日本の岸田首相と中国の習近平国家主席が17日夜にバンコクで会談した。岸田首相が習氏と対面で会談するのは初めて。約40分間の会談で、岸田首相は改めて台湾海峡の平和と安定の重要性、ならびに中国の人権問題に対する日本の関心を強調した。外交部はこれを高く評価すると共に感謝する。
外交部は国際社会が台湾海峡の情勢に関心を寄せ、地域の平和維持に資する前向きな措置をとることを一貫して歓迎している。岸田内閣の発足以来、日本政府は度々、「台湾は日本と自由、民主、人権、法の支配といった基本的な価値観を共有する重要なパートナーであり貴重な友人だ」と表明している。同時に、国際社会が台湾海峡の情勢と中国における人権の現況に関心を持つよう強く促している。今月行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議、日米首脳会談、日米韓首脳会談など重要な場でも日本は常に民主主義陣営としての揺るぎのない立場を示してきた。
権威主義が外へと広がり、国際秩序に挑もうとしている今、外交部は積極的な態度で全世界の理念の近い国々と共に普遍的かつ基本的な価値を守り抜き、台湾海峡の平和と安定、ならびにインド太平洋地域の自由と開放性、繁栄を促進していく。