フランスとオーストラリアが台湾の有意義な国際組織参与を支持し、台湾との関係を深める方針を示したことに対し、外交部（日本の外務省に相当）が歓迎と評価のプレスリリースを発表した。以下、その内容要約。
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フランスのカトリーヌ・コロナ外務大臣とセバスティアン・ルコルニュ軍事大臣、オーストラリアのペニー・ウォン外務大臣とリチャード・マールス国防大臣が1月30日、パリにおいて2プラス2（外務・防衛閣僚会合）を行った。会合後に発表された共同声明で双方は、国際組織に対する台湾の有意義な参与を支持し、台湾との関係を深化させる方針を示すと共に、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。外交部はこれを高度に歓迎し、評価する。
両国はまたこの声明の中で、台湾海峡両岸に関する問題は脅しや武力、強制的な手段を用いず、対話を通じて平和的に解決するよう呼びかけると共に、一方的な現状の改変に反対する立場を重ねて表明した。これはフランスが昨年発表した国家戦略概観やインド太平洋戦略の改定版、ならびにフランスと日本の2プラス2で示した立場、さらにはコロナ外務大臣が公の場で度々行った、「一方的な台湾海峡の現状変更に反対する」という内容の発言など、台湾に友好的な同国の一貫した立場の延長線上にあるものである。
この声明はフランスとオーストラリア両国政府の我が国に対する揺るぎのない友好的な立場を示している。また、台湾海峡の平和が自由で開かれたインド太平洋地域、さらには国際社会の安定した繁栄に不可欠な要素であることも際立たせた。台湾は今後、理念の近い世界のパートナーたちとの協力関係を深化させ、共通の目標とビジョンの実現に力を尽くしていく。