台湾北部・台北市の蒋万安市長が6日、市庁舎で、同市で開催中の「台湾ランタンフェスティバル」のため海外からやって来たゲストたちと面会した。この日面会したのは中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つマーシャル諸島の首都で、台北市と姉妹都市の関係にあるマジュロ環礁市の市長一行、及び台湾にランタンを持ち込むという実際の行動で台北市をサポートした日本の弘前市、笠間市、松山市、浜松市、愛媛県、沖縄県の自治体関係者による訪問団。
マジュロ環礁市のLadie N. Jack市長は夫人ならびに市議会議員2人を含む一行7人で台北市庁舎を訪れた。蒋台北市長は、両市の姉妹都市関係が23年に及ぶこと、ならびにJack市長が6年ぶりに訪台して台北市への支持を行動で示してくれたことは両市の大変貴重な友情を際立たせたと歓迎した。
蒋市長は続いて弘前市など日本の自治体からの訪問団と面会、日本からの参加で「台湾ランタンフェスティバル」はいっそう輝きを増し、台北市民も異なる体験をすることが出来ると感謝した。蒋市長はまた、台湾と日本は地理的な位置、歴史的背景、文化と伝統の面でいずれも近く、関係は緊密だと評価。コロナ禍前の台日間の人的交流は年間約延べ710万人で、日本は台湾の人々にとって最初に選ぶ海外旅行先だと指摘し、入国規制が緩和される中、より多くの日本人が台湾を訪れ、台湾のおいしい食べ物や美しい景色を感じてくれるよう期待した。
蒋台北市長は最後に、みなが今回の訪台を通じて台北市で開かれている「台湾ランタンフェスティバル」のにぎやかさと美しさ、ならびに台北市民のやさしさと温かさを体験してくれるよう願った。蒋市長はゲストたちと活発に交流、和やかに歓談したほか互いに新年のあいさつを交わし、それぞれの市民のため素晴らしい都市の未来を実現しようと激励し合った。