2025/06/02

Taiwan Today

外交

マーシャル諸島の外相ら代表団が訪台、外交部が歓迎

2023/04/12
台湾の国交樹立国、太平洋のマーシャル諸島共和国の外相ら代表団は、12日から台湾を訪問し、蔡英文総統表敬訪問するほか、様々な文化施設も参観する。(外交部フェイスブックより)

台湾の国交樹立国、マーシャル諸島共和国のキトラン・カブア外務・貿易大臣(Kitlang Kabua)を始めとする代表団が、12日から18日の日程で台湾を訪問する。代表団のメンバーは、Anjanette Katill外務・貿易副大臣ら政府高官も含まれ、中華民国外交部(日本の外務省に相当)は心からの歓迎の意を表している。

カブア大臣は台湾訪問中、蔡英文総統を表敬訪問し、呉釗燮外交部長(外相)と会談、「中華民国外交部とマーシャル諸島外務・貿易省の外交要員の訓練、交流、協力に関する協定」と「中華民国(台湾)政府とマーシャル諸島共和国政府間の気候変動対策基金の了解覚書」に署名する予定だ。台湾とマーシャル諸島の外交要員の交流と協力を強化し、気候変動への適応対策とレジリエンスを向上することで、両国のパートナーシップを包括的に深める狙いだ。代表団はまた、外交部の呉釗燮部長と田中光政務次長(副大臣)が主催する歓迎食事会に出席する。そのほか、台湾先住民族行政を所管する中央省庁、原住民族委員会、台湾中部・台中市政府、財団法人国際合作発展基金会、財団法人婦女権益促進発展基金会を訪問し、台湾北部・台北市内の国立故宮博物院、松山文化創意園区、台北101ビル、台湾南東部・台東県の薩布優集落などの文化施設も参観する予定。

マーシャル諸島は、太平洋地域に位置する台湾の国交樹立国。1998年に外交関係を樹立した両国は、25年に及ぶ安定した友好関係を築いている。マーシャル諸島政府は長年、国連(UN)、世界保健機関(WHO)、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)、国際民間航空機関(ICAO)などへの台湾の国際機関参与を固く支持している。両国は、インフラ整備、公衆衛生・医療、クリーンエネルギー、情報通信技術、農業・漁業、教育、女性のエンパワーメントなどの分野で、緊密な交流関係を構築し、大きな成果を上げている。

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