ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相が今月11日に台湾に友好的な発言をしたのに続き、ポーランド国民議会で親台湾派議員連盟「ポーランド台湾国会グループ(Polish-Taiwanese Parliamentarian Group)」の代表を務めるWaldemar Andzel議員が12日、同グループに所属する上院・下院議員計93名を代表して、「台湾周辺で行われた中国軍による軍事演習に高い関心を寄せている。ポーランド議会は台湾とともにある。台湾海峡の現状が武力によって変更されることに断固反対する」とツイッターで表明した。Waldemar Andzel議員は、欧州「フォルモサクラブ」(=欧州における親台湾派議員連盟)の共同代表も務める。これを受けて中華民国(台湾)外交部は以下のニュースリリースを発表して謝意を示した。
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外交部は、Waldemar Andzel議員及び「ポーランド台湾国会グループ」の計93名の議員が、中国の軍事的脅威と台湾情勢に関心を寄せるとともに、台湾に友好的な発言をし、主権と台湾海峡の平和及び安定を守る台湾への支持を表明したことに心から感謝する。
台湾とポーランドは近い理念を持つパートナーだ。近年、双方は各分野で交流を図り、連携を深めている。また、民主主義のパートナーによる団結と人道支援の精神に基づき、ウクライナ避難民やウクライナ再建計画への支援を展開している。
台湾は、これまでに築き上げた良好な協力関係を基礎とし、これからもポーランドや近い理念を持つ欧州の民主主義のパートナーとの対話と交流、協力を深めていきたい。それによって、ルールに基づく国際秩序を守り、地域の平和と繁栄をともに守っていきたい。