2025/07/20

Taiwan Today

外交

蔡総統が米国在台協会のローゼンバーガー理事長と会談

2023/04/20
蔡英文総統(右)が19日、米国在台協会(AIT)のローラ・ローゼンバーガー新理事長(左)と会談、「アジア太平洋に関する業務に20年近く携わって来た同理事長は、台米関係により多くの活力を注入するだろう」と期待した。(総統府サイトより)
蔡英文総統が19日午後総統府で、米国在台協会(AIT)のローラ・ローゼンバーガー(Laura Rosenberger)理事長と会談した。蔡総統はあいさつの中で、今回はローゼンバーガー氏にとって理事長就任後初の台湾訪問であり、格別な意義があると歓迎した。蔡総統は、2週間前にニューヨークとロサンゼルスに立ち寄った際、ローゼンバーガー理事長の熱心なもてなしを受けたことに触れ、米国に立ち寄っていた間、米国政府が様々な便宜を図ってくれ、ローゼンバーガー理事長もずっと同行してくれたとして特別に感謝した。
 
ローゼンバーガー氏は過去に米国の国家安全保障会議(NSC)で中国担当上級部長を務め、台湾の駐米国台北経済文化代表処とも密接な関係を保ってきた。国家安全保障会議で同氏は台湾に対する新型コロナウイルスのワクチン400万回分の無償提供を後押し、また「民主主義サミット」に台湾を招くことも実現した。蔡総統は、「これらの行動は台湾と米国の連携をいっそう緊密にしたほか、国際社会における台湾の活動空間を広げた」と評価した。
 
蔡総統はまた、ローゼンバーガー氏がインド太平洋地域に関する業務に20年近く携わってきたことに触れ、「その豊富な経験により米国在台協会の理事長として必ずや台米関係により多くの活力を注入し、台米のパートナー関係を強化してくれるだろう。またインド太平洋地域の自由と開放性、繁栄を積極的に促進してくれるだろう」と期待した。
 
ローゼンバーガー理事長はまず蔡総統が自身を台湾に招き、ニューヨークとロサンゼルスでの対話の続きを台湾で行えるようにしてくれたことに感謝、また訪台初日ながらいたるところで熱烈な歓迎を受けたと喜んだ。
 
ローゼンバーガー理事長は、今回は自身にとって2017年以降で初めて、また米国在台協会の理事長としての初めての訪台だとした上で、「米国在台協会は米国と台湾の非公式な関係を担っている。定期的に訪台して蔡総統と話し合うことは非常に重要な仕事の一つでありとても楽しみだ」と述べた。また、蔡総統以外の政府関係者、ならびに財界、公民社会、各政党のリーダーたちと対面し、台湾で活発に成長する人々と社会についてより深く理解出来るよう希望した。
 
ローゼンバーガー理事長は、「台湾は貴重な友人かつ重要な貿易パートナーであり、平和と安定の維持は極めて重要だ」と指摘、蔡総統の言うように台米は様々な方式でパートナーとしての関係拡大・深化に向けて共に努力しているとしてその継続に期待を寄せた。ローゼンバーガー理事長はそして、ニューヨークとロサンゼルスで現地の華僑たちと開いたレセプションで自身が述べたように、「台湾は世界の『善のパワー』だ」と強調し、今後も蔡総統ならびに台湾の政府関係者と引き続き協力していけるよう願った。
 
 

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