イタリア上院のGian Marco Centinaio副議長とElena Murelli議員らが14日から訪台している。外交部(日本の外務省に相当)は14日にプレスリリースを発表して心から歓迎した。以下、プレスリリースの内容要約。
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イタリア元老院(上院)のGian Marco Centinaio副議長とElena Murelli議員ら3名がこのほど外交部の招きに応じて14日から19日まで訪台する。イタリアの国会議員が代表団を組んで台湾を訪問するのは同国で新政権が発足してから初めて。また、イタリア議会の訪台としても過去最高クラスのものであり、台湾とイタリアの緊密で友好的な関係を示している。外交部はこれに対し、心からの歓迎の意を表明する。
Centinaio副議長一行は蔡英文総統と会談するほか、游錫堃立法院長(=国会議長)、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の薛瑞元部長(=大臣)、行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)の陳吉仲主任委員(=大臣)、国立故宮博物院の蕭宗煌院長、経済部(日本の経済産業省に相当)の陳正祺政務次長(=副大臣)、台湾南部・台南市の黄偉哲市長を表敬訪問する。また、游立法院長と呉釗燮外交部長(=外務大臣)の設宴による歓待を受ける。一行はさらに、我が国の政治、経済、農業、文化に関する施設を参観する。
近年、台湾とイタリアとの関係は大幅にレベルアップ。Centinaio副議長とMurelli上院議員は実際の行動で台湾にエールを送っており、今年5月には欧州各国の国会議員たちによる連署に参加し、台湾の世界保健機関(WHO)参与と世界保健総会(WHA)出席を正式に支持した。イタリア議会も過去2年、提案や質疑の形式で台湾海峡情勢への関心、ならびに地域の安全保障及び安定の維持を呼びかけた。
一行は今回の訪問で台湾の発展状況への理解を深めた上で、引き続き政治、経済、貿易、科学技術、中小企業、若者層及び文化と芸術などの分野における具体的な交流と協力を強化し、双方の友好的なパートナーシップ向上に努めていく。