2025/05/14

Taiwan Today

外交

外交部の呉釗燮部長、麻生太郎副総裁の一行と台北賓館で会食

2023/08/10
外交部の呉釗燮部長(外相、左から2人目)は9日、日本の元首相で自民党副総裁を務める麻生太郎衆議院議員(右から2人目)、鈴木馨祐衆議院議員(右)、中西健治衆議院議員(左)を台北賓館(=外交部が管理する迎賓館)に招き、午餐会で歓迎の意を示した。(外交部)
外交部の呉釗燮部長(外相)は9日、日本の元首相で自民党副総裁を務める麻生太郎衆議院議員、鈴木馨祐衆議院議員、中西健治衆議院議員を台北賓館(=外交部が管理する迎賓館)に招き、午餐会で歓迎の意を示した。
 
呉部長は冒頭のあいさつで、麻生副総裁が台湾にとって堅実な友人で、明確な外交ビジョンを持った思想家であり、「自由と繁栄の弧」、「価値の外交」などの外交政策を提唱し、「自由で開かれたインド太平洋の秩序」に国際社会が関心の目を向けるきっかけを作ったと述べた。また、麻生副総裁が今年の「ケタガラン・フォーラム」(8月8日開催)で行った基調講演は、現在の国際情勢や安全保障が直面する課題について踏み込んだ分析を行ったものであり、大きな反響があったと評価した。
 
呉部長はまた、新型コロナウイルスの感染拡大のさなか、日本政府が台湾に対して合計420万回分ものワクチンを無償供与したこと、麻生副総裁が日本の国会において台湾の感染症対策の成果を評価する発言を行い、また台湾のWHO(世界保健機関)加盟を支持してくれたことなど、台湾の政府と住民は「大変感謝している」として謝意を示した。
 
これに対して麻生副総裁は、自民党青年局はこれまで一貫して台湾と日本の友好関係の重要な架け橋となってきたとして、自分も含め、安倍晋三元首相、岸田文雄首相、それに今回同行している鈴木衆議院議員も青年局局長時代、何度も訪問団を率いて台湾を訪れ、台湾と良好な関係を築き上げてきたと説明した。麻生副総裁は続いて日本の漫画『ワンピース』の主人公ルフィの例を挙げ、ルフィは一度も友人を裏切ったり、危機に直面した友人を見捨てることはなかったとし、こうした精神が台日関係に反映され、双方の絆がより強くなることを期待していると述べた。
 
鈴木衆議院議員は、台湾海峡の緊張の高まりに日本の関心が高まる中、麻生副総裁の今回の訪問は台湾への重視と支持を示すものであり、今後も日本と台湾が連携を強め、より安全で繁栄したインド太平洋地域の環境を作り上げていきたいと述べた。
 
この午餐会には総統府資政の邱義仁氏、国家安全会議の顧立雄秘書長、経済部の王美花部長、国家安全会議の徐斯儉副秘書長、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表などが同席し、麻生副総裁ら一行と国際情勢、安全保障、経済協力などについて踏み込んだ意見交換を行った。
 

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