2025/07/16

Taiwan Today

外交

鄭行政副院長、仏上院外交・国防委員会副委員長の一行と会談

2023/09/19
行政院の鄭文燦副院長(=副首相、右)は18日、フランス元老院(上院)外交・国防委員会のオリヴィエ・カディク(Olivier Cadic)副委員長(左)一行の表敬訪問を受けた。フランスの国会議員が訪問団を組織して台湾を訪れるのは今年に入って4度目のこと。カディク副委員長の台湾訪問はこれで3度目となる。(行政院)
行政院の鄭文燦副院長(=副首相)は18日、フランス元老院(上院)外交・国防委員会のオリヴィエ・カディク(Olivier Cadic)副委員長一行の表敬訪問を受けた。フランスの国会議員が訪問団を組織して台湾を訪れるのは今年に入って4度目のこと。鄭副院長は「台湾とフランスの国会交流が盛になり、双方の友好関係がますます緊密になっていることの表れ」として一行の来訪を歓迎した。フランス政府が今年8月上旬に公布した2024年から7年間の国防計画の中で台湾海峡における「航行の自由」を守るというフランスの立場が示された。鄭副院長は、カディク副委員長が率先して働きかけた結果であるとして深く感謝した。
 
仏上院ではまもなく、半数入れ替え選挙が行われる。鄭副院長は改選後もディック副委員長がその影響力を発揮し、フランス国会における親台湾派議員の勢力をさらに拡大させ、自由と民主主義のために戦い、民主国家に団結を呼びかけていくよう期待を寄せた。
 
これに対してカディク副委員長も、「仏上院の半数入れ替え選挙は、上院における親台湾派議員の人数にも影響することだ」とした上で、2年前の訪台時に自分は仏上院内の親台湾派議員を親中国派議員より増やしたいと述べたが、現在実際に双方の人数は拮抗しており、次の任期期間中は親台湾派議員が親中国派議員を上回るようにしたいと意気込みを見せた。
 
カディク副委員長はまた、「全世界の人々が、台湾海峡の安全がすべての国々や世界経済の安全に重要であるとの認識を共有できれば、誰もが台湾海峡の安全の現状を支持することになるだろう」と指摘。カディク副委員長は、2週間前の英国で行ったスピーチでも台湾海峡の安定が世界にとって極めて重要であることを強調したが、明日(19日)澎湖(台湾の離島)で行うスピーチでも、台湾海峡の現状を維持することは世界平和につながるというメッセージを伝えることを約束した。
 
カディク副委員長とその一行は9月18日から21日まで台湾に滞在している。カディク副委員長にとって今回は3度目の訪台。カディク副委員長はフランスの政界で「ミスター・デモクラシー」として知られており、「対中政策に関する列国議会連盟(Inter-Parliamentary Alliance on China, IPAC)」のメンバーでもある。中国の威圧を恐れず、その悪行を指摘し、民主主義の台湾のために声を上げ続けている。フランスのマクロン大統領がこのほど公布した2024-2030年国防計画では、台湾海峡における航行の自由権を守るというフランスの立場が示された。これはカディク副委員長らが率先して提案したもので、台湾にとって極めて友好的な内容と言える。
 

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