国連総会でチェコのパベル大統領が台湾にエールを送ったことに対し、外交部(日本の外務省に相当)が20日、プレスリリースを発表して謝意を表した。以下、その内容要約。
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チェコ共和国のペトル・パベル(Petr Pavel)大統領が米東部時間の9月19日、第78回国連総会で演説、公の場で台湾海峡の情勢を懸念すると共に台湾にエールを送った。外交部はこれに対し、心からの謝意を表する。
パベル大統領は演説の中で台湾海峡の問題に言及し、中国が地域の緊張を激化させていることを非難。「アジア太平洋地域においてチェコは積極的かつ信頼出来る盟友でありパートナーだ。『協力』という言葉は間違いなく我々が同地域で共に努力していくべきカギである。台湾海峡の緊張を激化させる中国の軍事行動、ならびに南シナ海のパートナーたちに対する中国の非友好的なふるまいを非難する。いかなる紛争、もしくは争いのある問題も平和的に解決しなければならない。同地域における軍事衝突の可能性はすべて全世界にマイナスの影響を及ぼす」と述べた。
外交部は民主主義のパートナーが引き続き具体的な行動で台湾を力強く支持することを歓迎する。我が国はこれからもチェコをはじめとする理念の近いパートナーたちとの連携を深め、中国の権威主義が世界の民主主義陣営にもたらす挑戦と脅迫に共同で対処していく。国際体系の自由、平和、平等といった原則を維持し、世界の民主社会が堅持する核心的な共通の価値を守っていく。